皆様こんばんは。

本日は、師走初の「蔦之助だより」です。

今月は、旦那、男女蔵さん共にお休みですが、私は歌舞伎座に出演しています。

夜の部「雷神不動北山櫻(なるかみふどう きたやまざくら)」で、百姓 三八という役を勤めております。




そして、今月は、8月の『挑む』公演以来、久々に松也さんとご一緒です。

ただ、最近、テレビでよく松也さんを見るので、久しぶり感はありませんでしたが…(笑)

先日も「誰だって波瀾爆笑」という番組に出演されていて、

耳たぶフェチだというお話しをされていましたが、

松也さんにとって私の耳たぶは、かなりの極上品らしく、ホントによく触られます。

最初は嫌がっていたのですが、今では諦めて、なされるがまま状態です…。



そんな松也さんは、昼の部で、玉三郎さん演出の新作歌舞伎「幻武蔵」に出演されています。

小刑部明神という大役なのですが、松也さんの魅力が充分に発揮されていますよ。






さて、それでは、御好評いただいてる、歌舞伎豆知識のコーナーです。

今回のテーマは、コレ!!



そう、コンビニ等でも普通に売っている、「助六寿司」です。

皆様、コレがなんで「助六寿司」というか御存知でしょうか?

これは、市川團十郎家のお家芸「歌舞伎十八番の内 助六由縁江戸桜(すけろく ゆかりの えどざくら)」

という演目の主人公で、江戸の町のスーパースター、

花川戸助六(はなかわどの すけろく)が関連しています。

助六の恋人は、吉原の傾城、揚巻(あげまき)という女性です。

その名前に因んで、いなり寿司(揚げ)と、のり巻き(巻き)が、

セットになっているから、助六寿司というそうです。

そして、助六といえば、忘れてはならないのが、敵役の、髭の意休(ひげの いきゅう)。

この、髭の意休は、旦那の持ち役で、当代随一と言われています。

おそらく、演じている回数も、歴代一位ではないのでしょうか。

次に助六が上演されるのはいつか分かりませんが、どうぞお楽しみに。



それでは最後に!

先日、壱太郎さんから誕生日プレゼントで頂いた、アナ雪のオラフを、

蔦之助手拭いでアレンジしてみました!如何ですか?(笑)