今まで、スカパー!で、「鬼龍院花子の生涯」を観ておりました。

ふと、スカパー!をつけたら、放映が既に始まっていたので、途中からだったのですが、

引き込まれるように、つい最後まで見続けてしまったと言った方が、正しいかもしれません。

いつも、私がスカパー!をつけても、他の用事でバタバタとしていて、

隣で一緒に観る事のないカミサンも、全く動かず、食い入るように観ていました。

宮尾登美子さんの作品が大好きで、全て読んだと言うカミサンが、

普通は原作を読むと物足りないさを否めなくなる映画の中で、

珍しく原作を離れ、そして超えたと唸らせる程の、何度観ても魅入ってしまう作品だそうです。

主役の夏目雅子さんが良いのは、もちろんの事、

仲代達也さんの見事な男振り、岩下志麻さんの悲しい美しさ、

監督をはじめ、それぞれのスタッフのプロの仕事が輝いていますね。

あと、お名前は存じ上げませんが、花子役の女優さんの得体の知れないところも光ってますね。

このような良い作品を拝見すると、また良い日本映画が観たいなと思ってしまいます。



本日は、夜の部の「すし屋」の弥左衛門の拵えです。








あちらの皆さんは、カニを食べているそうです。

めちゃくちゃ美味しいとの事、カニ好きのカミサンが、歯ぎしりをしております。