![](https://stat.ameba.jp/user_images/20140812/23/sadanji-ichikawa/c3/93/j/o0480064013032859539.jpg?caw=800)
皆様、ご無沙汰をしております。
本日は旦那のご指名により、代役を勤めさせていただきます。
8月は毎年旦那はお休みをいただいております。
ブログを拝読していると、お休みを満喫されているご様子が伝わってまいりますね。
旦那はお休みでも、弟子の私は怒涛の8月を過ごしております。
7/30~8/6 小学生の為の歌舞伎体験教室の講師
8/13~8/15 「挑む」
8/16 挑むメンバーによる神宮外苑花火大会、野外舞台
8/21 四世中村雀右衛門、追善舞踊会の後見
8/23~8/25 市川染五郎、藤間勘十郎、尾上菊之丞主催 「趣向の華」(男寅さんもご出演です)
このようなスケジュールで、一日も休みなく頑張っております。
このように忙しいと言う事は、大変ではありますが、心より有り難く思っております。
さてさて、その中でも「挑む」は、明日がいよいよ初日となりました。
今回「挑む」で上演する「引窓」は、私がまだ十代の入門したての頃に、
拝見した舞台が、とても強く印象に残っています。
確か、仁左衛門さんの襲名全国巡業だったと記憶しています。
仁左衛門さんの南与兵衛、時蔵さんのお早、田之助さんのお幸、
そして、師左團次の濡髪長五郎でした。
私にとって、歌舞伎で感動し、胸が熱くなった最初の作品です。
その思い出深い作品を、この度「挑む」で、上演させていただく事になり、
女房のお早の大役を勤めさせて頂けます事は、本当に嬉しく、有り難い気持ちでいっぱいです。
もちろん、その思い出の舞台が印象に強いので、とても恐れ多いのですが、
時蔵師から、お早を教えていただきました。
本来なら、左團次の弟子なので、旦那の教えで濡髪長五郎を勤めなくてはいけないところですが、
私は身体が細く小さいので、どうしても前髪や女方の役が多くなってしまいます。
このように、歌舞伎界の師匠と弟子の関係は、役どころが全く違っても、成り立ちます。
例えば、女方の師匠に立役の弟子、その反対もしかりです。
何はともあれ、明日が初日の「挑む」は、松也さんをはじめ、
我々一同の情熱がたくさん詰まった舞台です。
一人でも多くの皆様にご覧いただきたいと願っております。
何卒よろしくお願い申し上げます!
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20140812/23/sadanji-ichikawa/0a/68/j/o0480068013032859819.jpg?caw=800)
追伸
当日券もございますので、お持ちでない方もお気が向かれましたら、是非お待ちしております!
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20140812/23/sadanji-ichikawa/17/d4/j/o0480061813032859876.jpg?caw=800)
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20140812/23/sadanji-ichikawa/e5/c9/j/o0479062013032859931.jpg?caw=800)
「挑む」稽古風景です!