昨日は、数年振りに会う友人と、四谷のゴルフ仲間の女将の経営する割烹で食事を致しました。

やはり、何年振りに会おうが、一度仲良くなった人との距離は、時間の流れなど関係ありませんね。

心から寛げる、心地良い時間を過ごさせていただきました。

うちのカミサンとも、親しい間柄の方なので、三人で楽しく食事を致しました。

…と、言いましても、カミサンにその友人を紹介したのは、私ではありません。

たまたま偶然にお互いの友人だったと言う訳ですから、不思議なご縁ですね。

その友人の年齢は、カミサンの一つ下ですから、うちのダメ蔵くんと同い年です。

そう考えると、やはりダメ蔵くんと同い年の坂上忍くんと言い、

私の周りには、この位の年齢の人が、とても多いことに、改めて気が付きます。

きっと気が合う年回りなのかもしれませんね。

したがって、私の気持ちも、まだ四十代後半位の感覚なのでございます。

私はあまり社交的な性格ではないので、親しくなるまでは、結構な時間が掛かりますが、

心底親しくなった人とは、仮にこの先一生会うことがなかったとしても、

その結びつきは、ずっと切れることはないと考えております。

しかしながら、同じ場所で、同じものを食べ、同じ時間を共有すると言うのは、

やはり、かけがえのないものだと、温かい気持ちが致しました。



本日は、成田屋さんのお弟子さん達とのショットです。

向かって右隣の方が、市川新十郎さんで、国立の養成所出身の名題さんです。

向かって左隣の方が、市川升一さんとおっしゃる名題下さんです。

お二人は、三婦の近所の若い衆と言う役どころです。

ご覧になった方なら、私が演じます三婦が自宅で念仏を唱えているところに、

大鳥佐賀エ門に頼まれて、琴浦を連れに来た若い衆二人を、思い出していただけるかと存じます。

真面目なお二人を見ておりますと、亡き團十郎さんのご教育の良さが、垣間見えるようでございます。

愛情深く、懇切丁寧に教えていただいたのだと、しみじみ感じられます。

来月のABKAIにもご出演ですので、どうぞお見知りおきくださいますようお願い申し上げます。