盲目 真夜中の纏わりくような気怠い時間の中で僕たちは盲目的にアイを探した 部屋の中にまで雷雨の匂いが満ち溢れていた そして心の渇きもまた飽和点を超えようとしていた いくら身体を重ねても鼓動しか分かち合うことしかできなかった 僕たちは窓から世界を濡らし続ける雨を眺めた 夜明けが訪れるなんて信じられなかった