微睡 午後の遮光に照らされた部屋の中で僕は心地よい微睡の中に埋もれていた しんと静まり返った世界の中で誰かの声が微かに聞こえた気がする ふわふわと浮かぶ真っ白な雲のように感情が窓から入ってきた風に流されていく こんな気持ちをいつだったか感じたことがあったな 僕の周りを過ぎていく時間が緩やかになっていった