ジャニス・リン・ジョプリンを知らない人いるでしょか?

1960年代の女性ロック歌手なんですけど、あの当時を知ってる、というか

同じ時代の人は当然知ってるんですが、その後のワタシ達がティーンエイジャーに

なってからも、彼女の歌声は力強く、心を打ちました。

 彼女のことも書きたいけれど、今日は、大好きなベッド・ミドラーについて書きます。

日本人の女性歌手では、天童よしみちゃんを尊敬するワタシですが、海の向こうの女性

歌手では、いっぱい好きな人いるんですが、尊敬するとしたらベッドなんです。

彼女の歌の旨さはダントツと言っていいと思います。ジャズ・シンガーやロックやソウル

ブルースではこの人というのはいますが、ベッドはオールマイティーです。

その力量を出し切って、映画界をもアッと言わせたのが、1979年「ローズ」です。



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 この映画こそは、さっき言いました、世界中のティーンエイジャーが一度は聞いた

ことがある、どの時代の子も、ジャニスです。そのジャニスをモデルにした映画なん

です。ジャニスと同じくらい、パワーのある歌手兼女優でないと演じることができま

せん。口パクじゃあ許せない映画です。この時、映画会社から、無名のベットは候補

から外されたそうです。でも監督のマーク・ライデルがベットじゃないと撮れないと

言ったそうです。この映画でベッドは舞台以外で始めてカメラの前で演技をします。

 「ローズ」と言う架空のスーパースターを演じ、60年代の衣装を着たエキストラを

前にぶっつけ本番で彼らを魅了します。ロック歌手という役柄ですが、小さな場末の

ゲイバーで、ブルースを歌ったり、故郷のレストランバーでカントリーも歌います。

どれも、これも素晴らしく6台のカメラは彼女を追って、まるでそこにいるかのような

臨場感に、胸が熱くなりました。

 モデルである、ジャニスも最初はブルース、フォークを歌っていたそうです。

歌唱力があるだけではなく、カリスマ性のある歌手として、60年代のアメリカの若者

を熱狂させた、スーパースターです。ベッド演じるローズの土台になっていますが、

ジャニスの自伝映画ではありません。一人の女性ロックスターが走り抜けたほんの短い

竜巻のような人生を独特な映像で描いています。独特ってワタシが感じただけなんですが。

ベッドはこの映画で、各映画賞を総ナメしました、熱演とはこのことでしょう。

この曲は、随分多くの歌手がカバーしスタンダードになっています。

もちろん、ワタシもカバーしていますよ(?)単調なメロディーなので

難しい歌です。こぶしはしまって歌います。

たぶん、あーあの曲って思い出されると思います。

歌詞付きの動画にしました。
 



この曲は映画のエンドロールの時に流れます。

モデルとなった、ジャニスとオーバーラップするのが、酒、薬、男、同性愛・・・

ベトナム戦争後に生まれたヒッピー、生きることへの価値観がガラリと変わった

時代でした。短すぎる人生だからこそ、熱く燃えたそして、

切なく、美しいエンディングです。

なんとこの映画は、お豆腐屋のお姉ちゃんが一緒に連れていってくれて、観賞しました。

お豆腐屋のおねえちゃんは、ワタシの音楽センス?といったものがあるとしたら、彼女が

全て教えてくれました。歌謡曲、やフォーク全盛期の時期、とにかく洋楽と言うものを

小さなプレイヤーにレコードを大事に乗せて、「どうや?ええやろ」「かっこえー」

って、わかってないけど、とにかくあこがれて、あこがれて、英語の歌詞をノートに写し

て覚えました。この頃は、どんなにせがまれても、股旅演歌は歌いませんでした。

 こぶしを封印していた時代です。

でわ、今夜はこの辺で、ってこれ昨夜書いて更新し忘れてた記事でした。