映画ブログの中でも、一番大好きな、もじろう2号さんの書いてらっしゃる記事に
クリント・イーストウッド監督の「スペース・カウボーイ」が紹介されていました。
「ミリオンダラー・ベイビー」といい「グラントリノ」といい、だいたいは押さえて
いるんですが、この「スペース・カウボーイ」だけは、宇宙服をきた4人のおじいちゃん
のポスターを見て、うーーん、まあいいかあって、後回しにしていた1本なんです。
でも、ももじろう2号さんが、素敵なエンディングですよと書いておられたので、気に
なっていました。ようやくDVDを借りてきました。素敵なエンディングは大好きです。
たいした内容でなくっても。エンディングが良かっただけで、いつまでも記憶に残る
1本になります。
はっきり言って、ストーリィーは夢物語なんですが、ソ蓮やらNASAやらが出てくる
わりには女子でもわかりやすい展開で、ちょっぴり恋模様もあり、退屈しませんでした。
そして、そして、最初にシナトラの「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」を口ずさんで
た謎の宇宙人ジョーンズことトミー・リー・ジョーンズが最後エンディングで泣かせるん
です。もうめちゃくちゃカッコいいトミーでした。
「メン・イン・ブラック」で一躍日本でもファンが激増したトミーですが、それ以降も
缶コーヒーのCMで、インテリジェントを隠したあの演技?に日本中メロメロです。
最近では、「ノーカントリー」の主演、殺人鬼役のハビエルを追う老刑事役が印象に
残っています。「カーボーイ」の時は2000年でしたし、他の共演者に比べれば
少しだけ若い設定というか、実際若いんですが、あれから12年、すっかり皺が深く
なりましたね。いいですね男子は、皺が年輪なんて言われて、どんなに素敵に歳を
重ねても、女優はやはり深い皺が素敵とはどうしても言えません。古いところでは
オードリー・へプバーンだとかキャサリン・へプバーンだとか、他にもいろいろ
若い時から美しさが前面に出ていた女優は、やはり残念な感じです。
さて、もう一本借りてきたのが、なんとディズニーの「塔の上のラプンツェル」
ワタシ、時々カップヌードルが無償に食べたくてしょうがないことがあるんですが、
もちろん、その時は食べますよ。その無償に食べたいのと同じくらいにどうしても
見たくなるのが、ディズニーの姫アニメなんです。
もうこれも、必ず見ます。DVDを借りて、だからほとんど見ています。
この「ラプンツェル」だけは見てなかった1,2本の1本です。
とても、満足しました、頻度としては、カップヌードルと同じ頻度で襲ってきます。
白雪姫と、眠れる森の美女にエッセンスとしてアラジンを振りかけたようなストーリー
大好きだぞ、ディズニーの姫たち。
子供の頃、字が読めなかった頃に(小学校2年まで読めなかった)絵本を見て全て
お話を作って自作で朗読、姫や王子の声色を変えて大人を喜ばせていました。
ワタシにとって、一番の姫は、「人魚姫」でした、そして今でも一番好きです。
深い海の中で、友達は魚だけ、足が無くて魚の尻尾がはえている姫になりたかった。
王子様を追いかけて、必死に泳ぐ、健気なマーメイド、最後は海の泡と消えて
しまいます。子供のくせにハッピーエンドじゃないこの物語がお気に入りでした。
映画や物語の最後、エンディングは素敵じゃなきゃ、ハッピーが素敵とは限りません。
「スペース・カーボーイ」も「人魚姫」もハッピーエンドじゃないけれど、切なくて
素敵なんです。切ないって感情は大人の感情ですよね。でも稀に大人でもその感情を
持ち合わせてない人がいたり、子供のくせに持ってる子もいたりします。
英語で言うとビタースイート、いいでしょう。bittersweet
ほらほらそこの大人、チョコの話じゃないよ。
じゃ、これ聞いてください。「スペース・カーボーイ」のエンディング
ビタースイートです。