スイスイスイダララッタ、スラスラスイスイスイ


スイスイスイダララッタ、スラスラスイスイスイ



スイスイスイダララッタ、スラスラスイスイスイ



スイダ、スイダララッタ、スイダララッタスイスイ



ここ2、3日寝るまで頭の中から離れません。どこでどうして蘇ってきたのでしょう。


このスキャットがわかる人のみ、ブログお読みくださいね。


何をするにも、頭をよぎり、口に出てしまします。


ワタシの方を見て、何も言いませんが、軽く頭を左右に振っているツレを横目で


確認しました。


きっかけと言えばきっかけなんですが。その日は朝から母猫村ノラ美が、ナゴナゴと


鳴いています。猫語素人のワタシ、庭の掃き掃除中もずっと鳴いてるノラ美の声に


きっとまた例の淫乱時期に入ったのかなと思ってましたが、ふと母ノラ美の声に混じ


って、子猫の声がするではないですか。こっそりついて行くと姿はみえずとも、は


っきりと、切なそうな母に助けを求める声が瓦礫の下から聞こえます。


あいにく、ツレは仕事で留守、昼まで待って事情を話すとさっそく瓦礫の中へ入って


見つけてくれました。身動きできない、前にも後ろにも進めない所にうずくまってい


たそうです。少しづつ、瓦礫をのかしてようやく救出しました。


はい、その時です。スイスイスイダララッタが始まったのは。なぜか?窮地に立たされた


時にこのスキャットというか、フレーズが頭に浮ぶ、パブロフの犬状態でしょうか。


必ず、出てくるテーマソング。皆さんも大なり小なりあるんではないでしょうか?


暫く、この曲が出てこなかったということは、平和な日々を過ごしていたということで


しょうね。ツレの救出作戦の間中、しっかりと口に出して噛み締めるように歌っていたと


言ってました。本人は覚えていないんです。夢中で、それが、今日まで続いているという


わけです。映画で、怖いのを我慢する時に「お魚くわえたクロネコ追いかけてぇー」という


歌がよぎる人をみたことがありますから、珍しい話ではないと思います。


さて、その時救出した子猫の天使ぶりをとくとごらんになってください。




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タンクス(thanks)

 ここにいていいんですか?

 トイレもちゃんと出来ます

 決まったところに。

 母から教えてもらってます。


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おかあちゃんが、始めてお家の中に入ってきました。

こんなりっぱな、仮設住宅に入れてもらえるなんて

お布団の中でおかあちゃんと一緒に寝ることができ

るなんて夢みたいです。

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そして、こんな風に、ここお家のおばちゃんのお膝で眠りこけてしまう私。

こんな幸せがこの世にあるなんて、瓦礫の中からおじちゃんの手が伸びて

きた時は、始めてみた人間の大きな手、怖かったけど、この手を離したら

ダメって直感でそう思ったの。よかったわ、自分を信じて。でも。。。

おかあちゃんは今でも、お家の中に入ってこれないの。

私はもうどんなことがあってもここを離れたくない気持ちでいっぱいだけど。

ここには、とても大きなおにいちゃんがいて、私が言うのもなんだけど、少し

足りない感じのする、太りすぎた猫なの。その猫がいるかぎり、ここには長く

置いてもらえそうにないの。どうか神様あの太ったおにいちゃんがどこかへ

いっちゃって居なくなればいいのに。。。あーーそんな怖い心が。。。

おばちゃんはとても、勘のするどい人だから、私の心を読まれたら大変。

スイスイスイダララッタ、スラスラスイスイスイ。

この歌一生忘れない。今はもう何も考えないで、猫まっしぐらや小さくて値段のする

おじちゃんがセブンで買ってくれる缶詰を食べて体力をつけなきゃ。

ブログ読者のみなさん、どうか私がここにいられるようパワーを送ってください。

我輩は猫である。名前はまだない。

では今夜はこの辺で。