何にも考えないけど、白菜を洗ったりして少しでも甥のお嫁さんの家事が楽になればなぁと思っている
ご飯を作る役割だったのが段々と出来なくなってきて本当はもっとしたいのだけど、身体が言うことを聞かなくなって、重いものも持つのが大変になると言っていた
あと戦争を体験した世代なので、軍備工場で学生時代働いていたようで、その環境がとっても良くて周りの人に本当に恵まれていたと言っていた
年上だったからか皆んな慕ってくれていたと言っていた
昼になるとカボチャの大福を買いに行っていたらしいが、僕も私もとお願いされていた
かぼちゃも今のものと比べるとホクホクしていなくて水っぽく美味しくなかったと、でもお腹が空いていたからその時はおいしく感じていたと笑いながら話していた
戦争が始まると、ご飯も満足に食べられなくなったそうだ
常にお腹が減っていて皆んな少しでも多い器を取ろうと重なって置いてあるお盆の最後の1つは誰も取りたがらなくてばばちゃがとっていたらしい
せいぜい一口程度変わるぐらいだからと最後の1つをとっていたらしい
戦争で周りはそういう風に変わったと言っていた
子供の頃の環境が大事だと何回も何回も繰り返し言っていた
環境が人を創ると
ばばちゃはいつも笑顔で本当に幸せだと話すごとに言っている
人に本当に恵まれていると
ばばちゃの心の中まで僕には理解出来ないが、上っ面の言葉ではとてもあの笑顔は出せないと思う
僕自身人には本当に恵まれていると思う
そして今までを振り返ると周りのせいにしている理由は僕自身の考え方が影響しているのは間違いない
他人の親切を理由に自分を甘えさせ、自分を可哀想な存在に仕立て上げ、周りをコントロールしようとしていたのだろう
見えている世界が自分と周りで異なるのはここが肝なのだろう
自分自身が普通であると同時に唯一無二のユニークな存在である事を受け入れることでしかこの先は見ることができないのだろう
信用を失ったらおしまいだとも言っていた
誰も言葉を聞いてくれなくなると
ある意味僕は信用を失う事を求めていた事は認めざるをえない
しかしそれは既に過去の事である
自分と向き合い、そして与えることを無意識に出来る人物になる事こそ本当の意味での幸せだと思った