Fretless guitar との出逢い | Sala de Sada ~Nueva~

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フラメンコギタリスト 伊集院サダトシのブログ
フラメンコギターのソロ演奏にストンプパーカッション(足踏みパーカッション)を組み合わせた演奏スタイル ”一人行脚”で全国で活動。オリジナルのCD制作に加え、各種舞台での音楽制作もやっています。

その日、いつものようにYoutubeで動画を見ていました。

その中で出逢ったのが

フレットレスギター

フュージョングルーブ、
カシオペアのギタリスト 野呂一生さんが使われていたので、音は聴いたことがありましたが、

それは全く違う印象と音色でした。

この動画は何度見たかわからないほど見ました。

見てるうちにどうしても弾きたくなって、持ってるギターのフレットを自分で抜き、抜いた溝を木で埋め、完成!

ですが、

全然、音が違うし、伸びないし、ガタガタで弾きづらい、、、

こうなったら、意地になるのが悪い癖で、、、
散々、自分なりに工夫しましたが、結局、どうにもならず、
最後は、プロのリペアマンに調整してもらって、完璧に仕上がりました。
(最初からやってもらえばよかった、、、)

それが、たぶん、2009年頃

毎日、毎日
練習しましたが、一向にうまくならないし、思う音が出ない、、、
とは言いつつ、
2012年に3rd CDで初めてレコーディングに使用して、その後のツアーで人前で初めて演奏しました。

そのツアーで、

「ギターを二本持ち運ぶのは嫌だ!」

「一曲の中で二本使いたいのにできない!」

などの理由から、

そうだ、ダブルネックギターを作ろう!

となりました。

そして、
2013年 ついに完成。

少しずつ少しずつ、ピックアップを変えたり、弦を変えたりしながら、納得できる音を探して、、、

そして、
このギターを使って、
2019年5月 ベリーダンサーShalaさんの舞台 Labirynthで、念願だった、シタール奏者 Aki Ueda氏との約15年振りの再共演を果たすことができました。

ライフワークの一つの

このダブルネックギターを使いこなす

は少しずつ前進しています。

これから、もっとお目に(お耳に)かかれるようにやっていきたいと思っています。