アメリカの会社で働ける人って? | リアル米国発!”米国マネジメントTIPS”

アメリカの会社で働ける人って?

アメリカで働きたいと思う人とアメリカ人の中で働くのを経験したいと思う人との間では違いがあります。ご存知の様にアメリカにいって何かの仕事をするのは簡単。問題は異郷で人生のためになる仕事をするのか、ただやれる仕事を日系のレストランや日系の会社でお手伝いをするのとはまったく違います。私が日本人に期待する、またお世話するのは『体験』的な仕事ではありません。願わくは、日本人も人種を意識しないで、いわゆる『COLORLESS』、異人種、異文化の間でその人たちをマネージ、管理できる時代が当然来てるし、そういう人たちが野心を持ってアメリカで働いてくれることです。

アメリカの会社を見ると、特技と管理能力を持っているアイルランド人がいる、英国人がアメリカの会社でボスになっている、最近は英語の発音に癖があるロシア系の人がアメリカ人とマネージしている会社がある、インド人が(この人はアメリカの院卒)COO(=CHIEF OPERATING OFFICER、経営責任者)となっている会社があります。日本人はというと、アメリカの会社で日系の会社をあいてに仕事をしているスペシャリスト・マネージャーはいますが、アメリカ人を仕切っている人はあまりいません。そういう人は珍しい。

日本人の食わず嫌いが影響しているのか、外国人が怖いのか、アメリカの会社で実際にアメリカ人の上で管理職をやっている人にはほとんどお目にかかりません。

G7の指導的立場に立っている我が国、日本。もうそのような人種、文化の違いを超越して世界人を管理出来、動機付けできる人が当然出てきても良いと思います。それも気張って「やったろか!」という動機でなく自然に「どんな国の人でも指導できますよ」と言う人が自然体でアメリカの会社で働くという時代が来ました。

問題は言葉。それをどうするかは次号。