周りでインフルが流行ってます。
病院行くとインフルに感染しないように隔離されるらしい。
僕は幼い頃風邪で学校を休もうと思っても、親に「バカは風邪ひかない」を理由に休ませてもらえませんでした。
これはもう須佐能乎ばりの絶対防御でして、熱があるっぽく体温を計ろうモノなら体温計が家に無いってほどです。
上忍ばりの用意周到さです。
勿論親の言うとおり、僕はバカでした。
授業中は隣の女の子にちょっかいを出して怒られ、給食は嫌いな物は絶対に食べない。休み時間に1番輝くそんなクソ餓鬼でした。
そんなこんなでうちは絶対に風邪で学校を休ませてもらえませんでした。
幼いながらどうしても風邪で学校を休みたいと考え、何かイイ考えは無いのかと考えました。
そうだ！
頭が良くなればいいんだ！！
そうです。
簡単そうに聞こえますが、1番険しい道を、理由は間違ってるんだけど、ゴールは正しい。「海賊王に俺はなる」の逆みたいな、何か正解のようで間違ってるみたいなそんな事を閃きました。
純粋なバカは、純粋さゆえ必死に勉強しました。
一楽の店主が写輪眼開眼して、火影になるみたいな事だからそう簡単には成果は出ませんでした。
しかし1年また1年と勉強を続けて行くうちに徐々に成果が出てきました。
今迄平均50点(大事な事なのでもう一度言います。僕はバカでした)だったのが、平均80点位に迄成績をのばす事に成功しました。
ついに、須佐能乎を破るべく新術「加氏古沙」を手に入れたのです。
そしてその時はきました。
小学校5年生夏。
朝目覚めると喉の痛み、身体の怠さ。
風邪だ！
正真正銘の風邪だ!!
ついに絶対防御を破る時がきた!!!
須佐能乎敗れたり!!!!
そう意気込んで身体が感じてる怠さの倍の怠さチャクラを身に纏い。
「母ちゃん。風邪引いたっぽいわ～。今日学校休んでいい？」
会心の一撃だ!!!表情も言葉の一つ一つも何一つ申し分無い出来だ。
新術「加氏古沙」のインを完璧に結んだ。
「何言ってんの。あんたが風邪ひくわけないじゃない。私もお父さんもひいた事無いんだから。それにあんた、夏風邪はバカがひくもんなんだから恥ずかしいからやめなさい。」
どうやらうちはうちは一族の血筋で、先祖代々須佐能乎を使い風邪から身を守ってきたようだ。
「須佐能乎」＝「馬鹿」＝我が一家
これテスト出るんでしっかり覚えてようように♪(´ε｀ )
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