感情を「感じる」ということ
自分のことを話す時、感情や感覚について、どれぐらい言葉にしていますか?何かを説明して、とお願いすると、状況説明はたくさんできても、「どう思った」「どう感じた」ということについて話すことはあまりないのではないでしょうか?
社会人になると特に効率と結果が重視されるため、感情的になるなと言われたり、「あなたがどう思っていようと関係ない」というような言われ方をするなど、感情を表に出さないように注意されます。感情をコントロールしすぎて、「感じなくなっている」人が最近増えているようです。
よくあるのが怒ってはいけない、と思っているケース。でも、喜怒哀楽という言葉があるぐらいで、人間らしさの中には怒りも当然あるのです。注意されるのは、怒りに振り回されてしまう人が多いから。怒っている自分を客観視している自分がいるなら、怒りを持つことに何の問題もないですよね。
感情が揶揄されるのは、それが極端に出てしまうケースだから、コントロールできる自分を持つことが大事だと思っています。特に、AIが隣にいるような時代において、人間らしさとは瞬時に動いていく感覚や感情、感性を繊細に扱っているか、感じているかということ。だとしたら、黄色信号のうちに、自分の感情や感覚に繊細に気づくことから始めて、もっと感情や感性が豊かな人になっておくべきだと思いませんか。
五感の中の嗅覚の重要性
それでは、感情や感性を豊かにするにはどうしたら良いのかというと「五感」を鍛える事だと私は思っています。感覚には、視覚、聴覚、嗅覚、触覚、味覚があり、この五つを総称して「五感」と言います。
その中でも特に嗅覚を鍛えていくべきではないかと思っています。
しかし、嗅覚を日常から使っているよ、という人はあまりいないのではないでしょうか?
上の図を見てわかる通り、人間は情報収集には視覚情報がおよそ83%も使われています。
嗅覚はたったの2%です。
しかし、記憶や感情への影響度は視覚の次になんと嗅覚が高いのです!
これはなぜかというと、五感のうち、視覚や聴覚などは、大脳新皮質を経て大脳辺縁系へ到達しますが、嗅覚は嗅神経からダイレクトに大脳辺縁系へ入っていくからです。
つまり、嗅覚だけは他の感覚と違って別の道筋を辿っているからです。
大脳辺縁系は情緒や欲動、記憶をコントロールしているため、においを嗅いだ瞬間、嗅いだ事のある匂いなのか記憶をたどり、「いい匂い」か「嫌な臭い」かを判断し、すぐさま感情に結びつけるのです。
嗅覚が人間の五感の中で最も原始的で本能的な感覚と言われているのはこのためです。
匂いを感じる仕組みとは?
においの正体は「におい分子」という揮発性の化学物質で、その数は約40万種類と言われています。
空気中を漂っているにおい分子が鼻腔内に入ると、鼻腔天井部にある嗅粘膜の粘液に溶け込みます。すると、嗅細胞がその情報を電気信号に変換し、それが嗅神経を通って大脳に伝わり、においとして感知され、感情に結びつけられるのです。
■いい匂いは…
心身をリラックスさせる、集中力を高める、傷の痛みを軽減させるなど脳に働きかけます。アロマテラピーで様々な症状の治療や緩和などに利用することもあります。
■嫌な臭いは…
気分が悪くなる、イライラする、集中力がなくなる、ストレスが溜まるなど脳に負担をかけます。
なので、嗅覚を意識的に使って五感を鍛えることで、自分の感情や感覚を養っていくことにつながるのです。
しかし、最近では香りについても「この柔軟剤嫌い!」とか「香りつきのものが嫌い!」という人もいれば、「香りにはこだわってるんだよね」という人もいます。何が違うのでしょうか?
そこで、次回はどんな香りを選んだら良いのかということについて記事を書いていこうと思います。
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アロマの人「ショウゴ」でした!