Empty Black Box『SEVEN'S DOOR』セルフライナーノーツその1 | Making Of Sad Paradise

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Empty Black Boxのベーシスト佐藤鷹のブログ

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11/6(日)、Empty Black Boxレコ発ワンマンライヴ『KING OF BRASS ROCK 3』はお陰様で大盛況のうちに終了しまして、自分で言うのもどうかと思いますが、今度こそ一皮むけたなと感じました。

 

自分のバンドのワンマンなのだから調子に乗って当たり前なんですが、自分の感覚と、体の動きと、出てくる音と、お客さんの反応が最初から最後までずっとリンクしたまま、迷うことなくパフォーマンスし続けられたことは大きな収穫だったと個人的に思っています。

 

たぶんその流れはEBBの新譜『SEVEN'S DOOR』でのプレイが好評なところから始まっていて、CDを聴くと自分でもびっくりするぐらいベースラインが際立っている瞬間がたくさんあってですね、もちろん楽曲が良くてみんなの演奏が良くて録り音が良くてミックス・マスタリングが良いからそう聴こえるのが前提として、とにかくいい仕事できたなと我ながら思っているので、まだ聴いていない人は今すぐ入手してください。

 

というわけで、予告通り『SEVEN'S DOOR』の解説をベースの話を中心に、何回かに分けて書いていきたいと思います。ちなみにGt.タムチンさんもやっているので、是非そちらもチェックしてみてください。

 

http://navy.ap.teacup.com/tamuchin-guitar/1744.html

↑tamuchin-guitar!! - 「SEVEN'S DOOR !!」

 

今回は楽曲ごとの解説に行く前にまず全体的な情報をまとめておきます。

 

『SEVEN'S DOOR』のレコーディングは複数日程に分かれていたのですが、リズム隊はもちろん1クール目で7月5日に岡山たくと君と、6日はnicotenの岡田一成くんとそれぞれ4曲ずつの計8曲録音しました。収録されているのが7曲なので数が合わないのは何故かというと、M2『カーディガン』をアレンジ違いの2バージョン録ったからです(詳しくは後述)。

 

使用した楽器は1974年製のFender JAZZ BASSと1957年製のFender PRECISION BASSで、それにALBITのBASS PRE-AMP A1BP proとJOYOのAmerian Sound JF-14を直列で掛けっぱなしにしました。エフェクターの設定はジャズべかプレベかでは変えましたが、曲ごとにいじったりはしていなかったと思います。DIはスタジオのものを使ったので詳細不明。今回は全曲指弾きでした。

 

これは素直に自慢ですが、使っている楽器の良さがストレートに録り音に反映させられたと思っているので、それだけで個人的には満足度の高いレコーディングになりました。

 

さて、総論はこの辺りにしておいて、次回からは楽曲ごとの解説に移りたいと思います。マニアックに話になりそうですね。それではまた。

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