明日のサッドパラダイスについて手短に | Making Of Sad Paradise

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Empty Black Boxのベーシスト佐藤鷹のブログ

明日の夜(例の如く、日付変わって今夜です)、吉祥寺曼荼羅にてSad Paradise Obsessionのライヴをします。4月末の代官山以来なので、約2ヶ月ぶりですね。



是非遊びにいらしてくださいね!と300回ぐらい書きたいのですが、そうではなくごく手短に、明日に先駆けて、手短に。








まず、長らく活動を共にしてきたMC.MofAがバンドを離脱し、Sad Paradise Obsessionはボーカルレスの4人編成となりました。そして、今回は僕の学生時代からの友人でもあるNamura Tというボーカリスト(男性)をフィーチュアしてライヴを行います。



それに伴い、明日はラップはありません。あるいは、もう二度とラップは無いかもしれません。








明日は、まず『「サル・パラダイスの肖像」2)パラダイスマシーン』というインストから始めます(『「サル・パラダイスの肖像」2)』となっていますが、『1)』はまだありません。アイデアだけ先行したのですがまだ完成していないのです。ちなみに、『3)』も構想だけはあります)。



『パラダイスマシーン』は最初にセッションしてから1年半以上経過し、明日が初演となります。SPO史上、最も難産だったと言っても過言では無いでしょう。一時は、このままお蔵かと思ったりもしました。



『パラダイスマシーン』は、Date Course Pentagon Royal Gardenの『Playmate At Hanoi』、菊地成孔とぺぺ・トルメント・アスカラールの『Killing Time』、NARUYOSHI KIKUCHI DUB SEXTETの『Orbits』といった菊地成孔氏の諸作にオマージュを捧げながら作曲いたしました。ただし、各作品の肝であるところの、ポリリズム、奇数拍子やポリグルーヴなどは採用していないので、極めて表面的且つイメージにおける引用となっております。我ながら不届きな信者であります。








明日は、『残照』という新曲を演奏します。これは、ほぼ今回のための書き下ろしであります。



「ほぼ書き下ろし」とはどういうことかというと、もともとThe Crown Avenue用に書いた曲があったのですが、一向にセッションされる気配がなかったので、ボツになったと判断し、今回、大幅に加筆訂正及びアレンジを加えてSPO用に完成させたのが『残照』なのです(ちなみにボツになってなかったそうなので、そのうちクラアベで『残照』のオリジナルバージョンが聴けるかも知れません。笑)。



『残照』は、Fishmansの『あの娘が眠ってる』、やくしまるえつこの歌う『baby blue』、同じくやくしまるえつこの歌う『Just Thing』に影響を受けながらサウンドメイキングしました。Fishmans大好きなのです。



『残照』は、SPOでは初めて、僕が歌詞を書きました。10年近く前に構想していた歌詞をアップデートし、東京事変の『心』と『落日』からインスピレーションを受けながら完成させました。特に『落日』とはかなり近いテーマと比喩を扱っていると思っています。



『残照』というタイトルはとある絵画から引用しています。その絵が何だったのかは忘れました(なんでそういうことが起こるかというと、僕は気に入った色々な言葉をネタ帳に書き込んでおいて、後からそれを眺めながらインスピレーションを得ていくからです)。








明日はカバーを1曲演奏します。まったく有名で無い曲ですが、僕のとても大好きな曲です。



カバーといえば、『私が好きだった映画スター』もカバーですが、作曲者本人から新たに歌詞を書き下ろしてもらったりもしているので、実質は楽曲提供に近いですよね。なので、純然たるカバーはSPOとしては初めてになります。








以上です。

皆様と曼荼羅にてお会いし、そして楽しんでいただけることを心より願っております。





それでは、また明日クローバー




7/3(sun)+Namura T@吉祥寺曼荼羅

open/start 18:00/18:30
charge¥2200 (前売り予約¥2000)+1 DRINK ORDER
LIVE : Sad Paradise Obsession + Namura T. / キャノン・ザ・シガレット / OK横丁 / カナリア時限爆弾 / SOUL HIP
※我々は19:10から出演いたします