今年もお客様がお帰り時「良い年を・・・」と

いう季節が来た。

 

本当に終わると言う実感を味わう日々である。

 

今年も何もしないで終わる感じで

一日、一ヶ月ただ過ぎ去るのみの感じがする一年であった。

 

回りの多くの人々に支えられて三百何日を過ごし

それなりに病もなく生きられ

人並みに師走、良いお年取りが出来るのは最高の幸せである。

唯、餅代も残らない江戸職人の師走生活である。

 

私が憧れる江戸職人とは

技は歳と共に精進し向上するものの

生活は何年、何十年過ぎても変わらない

 

全てがその日暮らしという生き方であり

日々を積み重ねて師走を迎えるのんきな時代

 

もっとも、今の時代は師走も正月も普段と変わらない

生活も、行事も三百六十五日が昔の師走、正月であり

普通の日々という事