美味しいよね^^

て、話じゃなくて(笑)

柿の種 (岩波文庫)/寺田 寅彦

¥756
Amazon.co.jp

名著中の名著で
知らない人いないと思うけど
櫻子さん、20代前半まで知らなくて

ちょうどガラスを初めて
店舗においてもらおうと
えっちらおっちら
飛び込み営業をしていた頃
断られ続けたこともあってね

「うちの雰囲気とはちょっと・・・」とか
「コンセプトをもっとはっきり」とか
「このクオリティでは無理」とか
まあ、色々言われて
落ち込んでた時

大学の友達の集まりで
酔っぱらった勢いで
グダ巻いて
「誰もわかってくれない!!」
みたいなことを周りの迷惑考えず叫んだ(笑)

数日後、その仲間のひとりから
附箋のついたこの本が送られてきた

「日常生活の世界と詩歌の世界の境界は
 ただ一枚のガラス板で仕切られている。
 このガラスは、初めから曇っていることもある。
 生活の世界のちりによごれて曇っていることもある。
 ふたつの世界の間の通路としては、通例、
 ただ小さな狭い穴が一つ明いているだけである。
 しかし、始終ふたつの世界に出入りしていると、
 この穴はだんだん大きくなる。
 しかしまた、この穴は、しばらく出入りしないでいると、
 自然にだんだんと狭くなって来る。
 ある人は、初めからこの穴の存在を知らないか、
 また知っていても別にそれを捜そうともしない。
 それは、ガラスが曇っていて、反対側が見えないためか、
 あるいは・・・・あまりに忙しいために。
 穴を見つけても通れない人もある。
 それは、あまりにからだが肥り過ぎているために・・・・。
 しかし、そういった人でも病気をしたり、貧乏をしたりしてやせたために
 とおりぬけられるようになることはある。
 まれに、きわめてまれに、天の焔を取って来て
 この境界のガラス板をすっかり熔かしてしまう人がある。
 (大正九年五月 渋柿)



読んでは捨ててきた幾多の本の中
ボロボロになっても
捨てられない
たぶん この先も手元にある

ちょっと又吉ちっくな(笑)メガネ男子からの贈り物。

補足だぴょんっ^^
昨日に引き続きこちらもどうぞ~
なるほど~だよ^^