ミュージカル「オペラ座の怪人」 

~ケン・ヒル版~

@ 東急シアターオーブ(渋谷ヒカリエ11階)








観てきました!

すごく良かった……!!

ケン・ヒル版は原作寄りの内容とのこと。

クスッと笑ってしまうようなユーモアが散りばめられており、劇団四季の公演とはまた違う楽しさを味わえた。


英語での上演だったため、日本語字幕付きだった。

(舞台の左右に縦長のスクリーンが設置してあり、そこに字幕が表示される)

舞台の字幕はこういう感じなんだと大変興味深かった。

ただ、字幕を読んでいると舞台上の動きが見えなくなるので、そこは難点……。

字幕を見ずに理解できたら良かったのですが……!(英語力の問題)




《以下、ネタバレありの感想》


終盤の、クリスティーンと無理矢理結婚しようとするファントムのシーンがとても印象的だった。


歌の「暗闇を分け合おう」というような歌詞は、英語では「私の暗闇」になっており、ファントムはクリスティーンに救ってほしかったのだと思った。

彼女の愛で、自らの苦しみから解放されたかったのではないか。


しかし彼女の気持ちは全く考えられておらず、自分の欲望ばかり考えて行動してしまうファントムからは幼さを感じた。

人とどう向き合えばいいのか分からない、という感じだった。


死にゆくファントムの頭を、そっと膝にのせたクリスティーン。

彼女の慈しみが、ほんの一瞬ではあるが、ファントムにとっての喜びになったのではないかと思う。



観に行けて良かったです!