雪のなかで天使に出会う その2 | 藤野由希子のブログ

雪のなかで天使に出会う その2

その1の続きです。

あとちょっとで宿に着く。

その前にゆるやかな坂があります。雪かきが全くされていない坂道。

坂道を上がれなかったのか、何台かの車が坂の下に駐車されています。

雪道対応のスタッドレスタイヤでもなく、チェーンもない私たち。

短い距離でも油断はできません。

それまで多少の雪道でも大丈夫だったので、坂道を上がろうとすると上がれない。

そして車が下がってしまい、コントロールを失ってしまいました。

ズルズルと下がって、坂の下に駐車されている別の車の方にどんどん向かっていきます。

ぶつかる~!!!

と思った時に奇跡的に車が自動的に止まりました。

目の前の車とは15センチの距離。

車がコントロールを失ったショック、あとちょっとでぶつかりそうなショックで茫然としていると、

その様子を離れて見ていた車のなかから若い女性が降りてきて「お手伝いします」と申し出てくれました。

また別の車のドライバーの男性もわざわざ車を降りて、「お手伝いします」と。

雪の降るなか一緒に車を押して、私たちの車が駐車できるよう手伝ってくれました。

素通りもできたはず

私たちも助けを期待していなかった

そんななかで、見ず知らずの私たちを助けてくれた2人に感謝の気持ちでいっぱいになりました。

車は外側からではどんな人がなかにいるのかも分かりません。それでも手を差し伸べてくれた。

無事駐車でき、宿まではあと少し距離がありましたが、歩いていこうと思っていました。

すると女性から「宿まで送っていくので乗ってください」との申し出。

これ以上は申し訳ないと「いいです。大丈夫です」とお伝えしたのですが、

「小さなお子さんもいらっしゃるから」と結局宿まで車で送ってくれました。

宿に送り届けて、「それじゃあ」と彼女は去っていきました。

天使のような人。

トラブルのようなハプニングがあったおかげで、ありえないような人の優しさに触れさせてもらえたことに感謝しています。

恩返しはできないので同じように困っている人を見かけたら恩送りをしていく。

自分自身がしっかりとしていなければイザという時に人を助けられないので、まず自分を保つ。

受け取ったメッセージを2011年、実践していきたいと思います。