この映画は、去年の11月に上映されたものです。
嵐の二宮くんが主演の映画になるのですが、DVDの発売を待ってから見ました。
二宮くんが演じる役は「最後の料理人」と呼ばれている佐々木充で、彼は、一度食べたことのある料理の味はすべて記憶し、再現することが出来るという才能の持ち主です。
彼は孤児院で育っていて、
同じ孤児院で育った綾野剛さん演じる柳澤健と共に、15歳の時に孤児院を飛び出し、その後、世界中の食通を楽しませるこだわりの料理店を立ち上げて、共に働いていましたが、
妥協を許さない充のやり方に客も従業員も離れていき、とうとう店はつぶれ、充には莫大な借金だけが残りました。
現在、充はフリーで、思い出の料理を再現する、1回の料理で100万円、お金さえ払えばどこにでもやってくる・・・そんな料理人をやりつつ、ひとりで借金の返済をしていました。
ちなみに、健の方は現在、充に「こんな店」と言われるような中華料理店のやとわれ店長です。
充は、孤独で、それでいいと思っていました。
他を寄せ付けない孤独な中で、何かを犠牲にし、自分を追い込むことで、初めて本物の料理が生まれるのだと信じていました。
そんな充に、ある時、少し変わった奇妙な依頼があります。
そして、その依頼は、充自身も、見ている私たちにとっても、思いもよらない結末に向かっていくことになるのです。
それが、どんな結末へと向かっていくことになるのかは、実際に見てもらえればと思います。
それにしても、前々から思っていたのですが、
二宮くんは、ちょっと、深爪すぎますよね・・・
私は、たま~~~に爪が割れてしまうことがあり、割れてしまうと、髪を洗う際に引っかかってしまうので、やむなく割れた場所から爪を切るのですが、割れた場所によっては、二宮くんの、この指(↑)くらいに深爪になることがあり、私がこの指と同じくらいに爪を切ると、もう痛くてたまらない状態になります><
さて、この映画の見どころは、私的にはあちこちにあるのですが、そのほとんどがネタバレにつながってしまうシーンなので、そんな中でも、唯一、ネタバレにならず、これは!と思うシーンは、
このシーンです!
これは、充や健が演じるシーンではないのですが、卵を使ったちょっとしたパフォーマンスを見せるシーンで、最初に見たとき、おおー!と思わず画面に向かって声をあげてしまいました。
最後になりますが・・・
すべてを見終わった後、私は、序盤の、このシーンを思い出しました。
ああ、なるほどな・・・最初に答えが出ているじゃないか、と。
才能には、100万円を払っても良いと思えるほど、素晴らしいものもある。
でも、自分が人生の最期を迎えようというとき、本当の意味で、最後の最期に望むものは、なんでしょうか。
みんなが笑顔になれる。
それには、なにが大切なのか。
そんな、色々な事を考えさせられた映画でした。