セレモニーの前には、元WBC女子世界 ライトフライ級王者の富樫直美がパートナーを務め、つのだの引退に華を添える2分×2回のスペシャルスパーリングとなった。 つのだはワンツー・左フックから果敢に前へ出るが、富樫は巧みなフットワークから距離を作り、右ストレート・左ボディを浴びせる。しかしつのだは怯むことなくプレスを掛けると、右ストレート・左右フックで前進を続け最後のリングを完走した。
パートナーを快諾した富樫は「実は1ヶ 月前にスパーの話を頂きました(笑)。のりこさんは本当にスパーでお世話になったし、母親として挑戦する姿に勇気をもらいました。お疲れさまでした」とつのだを労った。
つのだが所属する白井・具志堅ジムの具志堅用高会長もマイクを握り「格闘技の世界で頑張ってきたつのださんは、ボクシングでプロになりたい、世界に挑戦したいと白井・具志堅ジムの門を叩いた。世界のチャンスを作ってあげたかったが。引退しても、つのだのりこの応援をお願いします」と送る言葉となった。
最後につのだのりこは「つのだのりこ42歳です。私のわがままを聞き入れてくれて、プロボクサーにして頂いたJBCとジムに感謝しています。生涯現役と思っていましたが、東洋太平洋タイトルを失い、引退を決意しました。本当にありがとうございました」とラストメッセージをファンに送り、10カウントゴングで現役最後のリングを後にした。
■つのだのりこ生涯戦績:4戦3勝(2KO)1敗
元東洋太平洋女子スーパーフライ級王者
(ボクシングモバイルより)
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