良い週末でした。転地は心に効きます。
日々の日常からもインターネットからもカッキリ離れられました。まずそれが良かった。

そして森の精気をタップリ浴びる。ドイツがこんなに美しい国だと思ったことは、今までありませんでした。「黒い森」の名の通り、樅の木のうっそうと茂る広大な山地。点在する湖、牧を走る流れ、森と沼との境に拡がる湿地の美しさ。

昨日は、クリスティンの一家と一緒に1日歩きました。ここの山はスイスに比べるとずっと勾配が緩やか、ハイキング気分で歩けます。ドイツ国内で一番高いという1500メートル足らずの山に登りました。
34,907歩、1,189.4kcal、315分間と言う記録。燃焼した脂肪は40.4g!
すべて私の万歩計始まって以来の新記録です。

クリスティンの家族は、とても気持ちの良い人たちです。互いをいたわり合っているのです。クリスティンのご夫婦は、彼女も夫も再婚。人生の山坂を越えてきた者どうしだからでしょうか、人の何が大切かをよく知っているようです。

とても良い空気の流れるご家族と一緒に過ごさせて貰ったこと、それもまた私の心には良い栄養になりました。クリスティンありがとう。
この地方の、お菓子もパンも、また特産のハムもとても美味しいこと!私はなぜ、ドイツで美味しいのはビールだけだと思っていたのでしょう?この点でもドイツという国を見直しました。
大失敗もしました。パスポートを持ってくるのを忘れたのです。しかもそれに気付いたとき、私たちの乗ったクルマは、スイスとドイツの国境に近づいていました。
チューリヒまで行けば後はクリスティンたちに着いていけばいいわーなどど暢気なことを考えて、シュヴァルツヴァルト地方に行くために、国境を越えることをケロリと忘れていました。本当に惚けたものです。
往路のドイツ入国は、パスポートチェックなしで、やれやれ。
帰路、スイスへの出国は心臓がドキドキしました。フライブルグ発、バーゼル行きの国際列車内に税関の人が廻って来て、パスポートを見せてくださいと言われました。私は、かねて考えていたとおり、スイスの今日中許可証を見せ、スイスの自宅にパスポートを置き忘れてきたことを説明しました。すると、彼は「ではいいです」と言って、問題にしませんでした。ふううう。
パスポートを持たないで、外国旅行するのは初めてです。実は、シュヴァルツヴァルト滞在中も、スイスに戻るときのことが時々は気になっていました。けれども、最後にはハラを括ったのです。悪いことをしたわけじゃなし、忘れたものは仕方ない。せいぜい役人のお説教を聞くぐらい、最悪でも罰金で済むだろうと思いました。
でも、こんなことは一度で懲り懲り。コレで私は、二度とパスポートを忘れて外国に行くことはないでしょう。

ジュネーブの自宅に戻ると、今日、8月1日はスイスのナショナルデー。私の住む村でも、夜には村のブラスバンドの行進があり、そのあと盛大な花火大会。ああ、スイスは平和で良いなあ、、、今日はその感慨がひとしおでした。

ところで、なぜ8月1日なのでしょう?それはスイスの成り立ちに関わる大事なできごとのあった日なのです。ここを見てね。
(8月1日)