二日目、三日目は、初日と打って変わって、私は忙しかった。ブレイクの時間に、話す相手が次々にいたからです。これが会議の醍醐味です。たまたま隣に座った人が、どんな世界を持っているか、未知への探検みたいなものです。

会議の内容も面白かったですが、そこに集った多種多様な人々と話しができたことも、大きな収穫でした。

WWWコンソーシアム(W3C)で、ウェブのアクセシビリティーガイドライン作りを引っ張っている、Judy Brewerさん。彼女自身も車いすの人とは、ご本人にお会いして初めて知りました。

他にも、誰にも使いやすいウェブサイトを作る仕事をしているドイツの若い技術者、JBさん。ICTにユニバーサルデザインの考え方を根付かせることにヨーロッパで一番熱心なアイルランドで、政府の立場でその仕事をしているEOさん。ナミビアから来た人なつこいミリアムは、物怖じしません。

また、日本で点字の着いたICカードを試作された、ICカードの専門家、YYさん。おだやかに語られるお仕事のお話からは、長い間のご苦労、工夫の数々が覗われ、思わずお話に釣り込まれました。
参加者の中には、全盲の方々、車いすに乗った方々が何人もおられたことは、私にとっても新しい体験でした。

私は、こういう会議は今まで無数に体験しています。なのに、今だに初日は、誰も知っている人がいなくて、少し気後れします。それでも、亀の甲
より歳のナントカ、この頃は、気後れする自分を脇に措いて、以前よりはかなり自由に人に話しかけられるようにもなりました。 思うに、そのコツは、私の場合、ニコニコしていることと
、相手に興味を持つこと。特に、ニコニコは大事で、これで、人は、初めの一瞬に警戒心を解いてくれるようです。ソフトにアプローチする方が、人は怖がらないのですね。なあんだ、それなら馬と一緒だわ。人もやはり、こわがりの生き物のようです。 (11月5日)