真実はひとつじゃない
「私があなたを愛した、たくさんの証拠が見つかった。
あなたが私を愛した、たくさんの証拠が見つかった。あなたが裏切っていない証拠だけ、見つけられない。」
わたしが信じるものは、他人になんと言われようが揺るがない。
でも、自分の心のうちに生まれてしまった疑念には蓋ができない。
だからもはやあなたには解きほぐせない。
こんなけがらわしい思いにこの身を焦がす己が哀れだ。
人を信じるということはこれほどまでにリスキーだ。
ぬくぬくと暮らしすぎた。
なによりもまずはわたしの心を守らなければ。