バルセロナの後はジュネーブで恩人に再会する予定。
というわけで、バルセロナでもう一つの建築に遭遇して、ジュネーブへ。


ミース・ファンデルローエ

"Less is more"という名言を残した近代建築の巨匠。

私が訪れたのはミースのバルセロナ・パビリオン。
彼が1929年のバルセロナ万博の時にドイツ館として設計したもの。
大学で建築を勉強していた時には板にガラスが挟まれた究極のミニマリズムだと思っていたのですが、行ってみたら違う印象も受けた。


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まず、バスから降りて歩いていくと、「あれかなぁ????」ってくらい公園の端にちょこんとあって、尚かつ側面しか見えてこないので、なんだか印象違う。(今までは正面からとった写真しか見てなかったので。)

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素材の魅力ってすごいなぁ~と初めて実感。
壁ごとに素材が違うのに、全く違和感ないし、また石の模様がまた上下対象とか左右対称になっていて、なんだかそれもまた模様に見えたり。

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帰りにやっと正面の姿を遠くから。
でもやっぱり外から見るよりも空間を体験することの方が何倍も素敵だった。
水辺のベンチにぼーっと座っているのが気持ちよかったです。


その後はeasy jet(ヨーロッパの格安航空会社)でジュネーブまで。
私の事前の連絡が悪くて、この日はお会いできそうだった方にお会いできず。。。
泊めてもらう予定だった恩人のMさんには、ちょうどミャンマーのサイクロン対応で忙しいからゆっくりしてきて!と言われていたので、市内観光がてらバスで市内まで向かう。メールで教えてもらった住所を頼りにバスを乗り継ごうとするも、乗り換えがよくわからず歩くアルクあるく。。。。
公衆電話もなかなか見つからず、途方にくれながら歩き、電話すると、もう帰宅しているよーとのこと。
場所を再度教えてもらって歩き出すも、やっぱり道を間違っていて、なぜか夜中の岡の上に。。。
やっと彼女のアパートにたどり着いた時には空港出てから軽く5時間くらい経っていた。。。へとへと。


でも2年半ぶりに会ったMさんとお茶飲みながらいろんな話をして、とっても楽しかった!
Mさんはこのブログにも書いたことあるかもしれませんが、私がこの開発の世界に足を踏み入れるきっかけを下さった方!
だから今回、一応一区切りをつけ、次に開発の世界に戻ってくるまで他のことに挑戦しようとしているこの時期に、どうしても彼女にお会いして、ちゃんとお礼とこの2年間のご報告をしたかった。
というわけで、彼女にお会いするのは2度目。
1度目は東京の国連大学で。その後私はインドネシアへ旅立ち、彼女はジュネーブへ。
それかもちょくちょくメールで連絡はとっていたものの、なにせ1度しかお会いしたことなかったので、なんだかどの程度連絡していいものかよくわからなかった。

そして今回ジュネーブ行きを決め、ご連絡。
すると、うちに泊まったら?と!わーい!!ということで、会うの2度目なのに、ちゃっかりおうちに泊めて頂いて、楽しくお話させていただいて、彼女の仕事への姿勢やプライベートな部分を垣間見て、尊敬&共感。
彼女への尊敬の気持ちと開発の世界への思いがフツフツと。

久々の再会とこの2年間の報告をとっても喜んでくださって、私もとっても嬉しかった。
この夜は世界中のいろんなところから集められてきたステキな品々に囲まれて、眠りました。