封印されるしね。多少はね。 | BABYMETAL、サクラメントキングス、他もちょっとのブログ

BABYMETAL、サクラメントキングス、他もちょっとのブログ

音楽(BABYMETAL)とNBA(キングス) 主に書きます。
他もたまに書きます。



特にネタもないけどたまには更新しとこうかなぁなんて


デロ来ましたね


自分も既に何度も観て聴いて楽しみました


そんで、今日はHMVのイベントにも行ってきました


なのでちょっと総括的に振り返ってみようかなと


つっても新参のクセに振り返るも糞もねーだろとツッコミたくなりますが


このブログの一つの区切りとしてもね


あくまで個人的な視座も多分に入る話ですが


思い起こせば12年にベビメタを知ったわけですが、見た目とコンセプトでまずノーサンキュー


思ったまま正直に書きますが自分は元々口が悪ぅ御座いますので容赦を


「こんな乳クセえガキがメタル?は?死ねよ」


これが感想


マジです


その知った切っ掛けも友達のガチメタルヘッズから存在を聴いて


2人して馬鹿にしてたのを昨日の様に思い出します


そっから一気に時は過ぎて20年の正月休み


何気なくYouTubeで見つけたリアクション動画を切っ掛けに目覚めた!w


自分はTVも観ないしネットニュースも観ない人間なので全然情報は入ってこなかった


まぁ流石にガガとやる時やレッチリとやる時はリアルタイムで噂は耳にした


でもガガはトリックスター的な所があるし、ロック界では未だにトップでもそもそもロックがオワコンな時代にレッチリとやってもっていう感じでした


良い悪いというより凄いかどうかって話で


所が実際のライブはとんでもなくメタルだった


自分としてはベビメタなんて記憶からも消えていてとっくに消費されて消えてると思ってました


それがグラストンベリーでやってたりメタルフェスでやってたりと面白いじゃないの


まぁそもそも自分の日本のポップアイドルカルチャーへの偏見が強いが為に見誤ったわけですが


まさかその中に一つだけ本物が紛れ込んでるなんて思いもよらず


で、今更ハマってるゴミ野郎なわて


ま、でも別に消費される音楽に興味が無いのは今も変わらないし、その音楽のもつ特性は事実だと思ってますけどね


これは音楽の良し悪しじゃなくてそのプロダクションの性質の好き嫌いの話


自分はAKBにも良い曲があると思ってる


でも全然聴こうとは思わない


だってそこにはただの良い曲というだけの文脈しか存在しないから


一過性であるということはその構造自体が確定させてしまってるわけで


だから同じ理由でさ学にも興味が無いのです


別に限定とかそんなこた~どうでもいいから音楽を奏でるなら良い曲とそのバックボーンからうかがい知れる深みを見せてくれと


そうするとディグリたくなるわけですよ


単に曲だけで心地良いものは他に世界に幾らでもあります


凄腕ミュージシャンが演奏したいい録音の音楽は沢山ある


そしてそれらは同時にゴスペル、R&B、ソウル、ファンク、ジャズ、ブルースという長い文化をバックボーンとして持ってもいる


だから日本の音楽なんて大抵浅くて聴く気にもならない


勿論聴かないと評価は出来ないからしないですよ


そして日本独自の音楽に敬意を持ってるし好きなミュージシャンも沢山います


普通にポップスやロックバンドで


でもやっぱりイギリスやアメリカのそれと比べたらスカスカ


世代のカウンターやそれを越えた先の進化みたいなことは今でも別に起こっていない


ニッチなところでそんな事があったとしてもそれは別に小さな世界の話で興味を抱くレベルじゃない


この一番の理由はもう分かりきっててそれは人種


単一人種の国家である日本でその様なカルチャーの再定義みたいな事は起こらない


今、日本の音楽レーベルが必死こいて売ろうとしてるバンドなどから感じられる歴史なんてのが何にも無い


ミスチルから影響受けました、スピッツから影響受けました


いやまぁそれは良いけど別に根本的な原始的なミックスや革新が無い


だって日本人なんだもの


で、海外ではずっ~と最初っから革新しかなかった


アメリカでは最初期の黒人ブルースやR&Bを白人のプレスリーがその人種のフィルターを通して革新し、そしてイギリスでは同じ様にボブ・ディランやビートルズやストーンズがそれをやった


そして今は黒人が白人のクラシックロック達から影響を受けてそれを革新している


日本でも初期は当然オリジナルからの影響なのでそれは革新足り得た


黒人や白人の音楽を日本人が革新したわけだ


だから彼らは未だにレジェンドだし色褪せないオリジナリティーを持つ


今日本のシティーポップが海外でヒットしているがあの頃のアーティストには血の濃いオリジナリティーがあるからだ


最近だとSuchmosが分かりやすくジャミロクワイフォロワー的なサウンドで出てきた


そこにチルな要素を持ち東京の新たなカルチャーになるかと思った


自分も好きだったが日本の大衆には支持されなかった


それは構造の問題も大いにあるのだがまぁそれはいいとして、兎に角血の濃い音楽が日本には無い


先日僕のTwitterアカウントをフォローしてくれた民謡クルセイダースの様な存在もいるが稀だ(文化論を歴史を元に語ると時々界隈の人から反応がある)


多くの日本人は残念ながら音楽の本質、つまり文化としての異種配合による革新には興味を示さない


一過性のブームに乗るその心地よさを満喫する種族なのだ


消費する商品としてそれらは存在していて、それを否定する気もないが、どっちが深掘りして面白いかといわれたら一目瞭然


ちなみにジャニーズは長らく音楽業界のトップにいたが実は血の濃い音楽をやってたんだよね


歌唱力やダンススキルなどはおいといて、クリエイティビティの面ではその辺のロックバンドなんて敵うわけの無いクオリティだった


僕はいつかのサマソニで大谷ノブ彦のDJでSMAP解散を惜しみダイナマイトで皆で肩を組んで踊ったぜ(最後はUNDERWORLDみててボーンスリッピーでトリップしてた。多分その日ベビメタいたんじゃないかな?)


そういう、惜別の念があったから


彼らを通して体験してきた音楽はそれだけ世界を広げるものだったんだよね


多くの日本人は無意識だが


で、 まあ前置き的なのが長くなったがベビメタはそういった異種配合による革新を正に今やってる稀有な存在


だからそういった音楽文化の世界で人気があり認められる


興味を抱くだけの要素があるからだ


だから日本のミュージシャンや文化人に多くのフォロワーがいるわけだ


彼らはその革新の重要性を知ってるから


中には知らない権威主義的なゴミ評論家もいるがそいつらは早晩死に絶えるからどうでもいいや


そしてKOBAMETALはその日本人の特性や日本の音楽業界、芸能界の構造も知っている


知っているから日本で勝負しないわけだ


もう超分かりやすい話である


別に非難する気は無いが一部のメイトとかはそれを理解できてないで批判めいた持論を述べたりもする


まあそれは自由だけど、僕からしたら針の穴レベルの視野の狭さ、理解の無さ


音楽という文化を広く世界全体で捉える事が出来たら分かる話


そんなの分からなくていいっていう人いるけど、いやいやずっと音楽はそうやって文化構築してきたんやぞと


根本を否定すんなやと


それだけでいいアーティストならそりゃそれでいいよ


そんだけのパイを相手にやって消えていくだけだし


でもベビメタは違うじゃんと


まぁはっきりと言えばベビメタと今の日本のその他アーティストなんて並べて語りたくも無いよね


良い悪いじゃ無しにやってるレベルが違う


NBAと日本のBリーグを比べる様なもんだ


音楽の良し悪し好き嫌いでは無しに唯一、ワールドワイドな音楽文化のうねりの中に存在している日本のアーティスト


世界のメタルと日本のアイドルという異文化を異種配合して新たなものを作り出す


このオリジナリティーな魅力の裏付けの説明をタラタラやってきたわけだが


でもそれを世界に羽ばたいてから7年もやってきたことがいかに凄いことか


殆どの日本人は分かっていない


メイトであっても多分半分も分かっていない


昨日関ジャムで喋ってた本間さんという音楽家やまぁその他音楽関係者の多くは分かってる


分かってても大資本が作ったその構造には抗えない


だから日本でやらないんだよベビメタは


そんなんコバからしたら百も承知


本間さんも言ってたが日本の音楽は遅れてると


いや地上波でよくそれを言ったよね


ほんとの事言ったらいけないのが日本なのにね


あと付け加えるならメタルという斜陽ジャンルという所もエモさがあるよね


異種配合と革新に加えて更にリバイバル要素も含んでる


日本がメインの時はアイドル文化へのカウンターを匂わせていたがそういった所もソツの無いコバ


つねに文化の中での己の位置付けを明確にする


それが次へのステップのドライブ感につながる


アイドルの殻、日本の殻、ティーンの殻、メタルの殻、全てを破ってここまでやってきた


そしてLEGEND、つまり成熟期に突入する


LEGENDと自ら名乗るのはギャグでもあり、しかし半分は自負もあるはず


実際にメタル界のニュージェネレーションとして実績と支持を得てきた


時代的にオーバーグラウンドのメインカルチャーのチャートや賞レースのTopを取った訳じゃないが、それでもその存在とやってきたことの難易度は相当に高かったと思う


これが個人的な視座と俯瞰的な視座の両面から捉えた10年のベビメタ


面白過ぎる存在であり奇跡的な存在


しかし同時に普通のバンド的な脆さと儚さもある


それはその根元にはコバのやる気次第という要素があるから


そのメンタルにブレーキが掛かればもう終わるしか無い(終わらなくても面白くは無くなる)


彼は反逆児でもあるので、すぅかもあが辞めると言えば潔くその暖簾を畳むだろう


この辺はむしろ昨今のバンドよりもよりオリジナリティーがあるだろう


ベビメタとはすぅもあゆいであり、コバでもあるのだ


ベビメタの活動に疑問を持つことが多い人はコバを知る、そして音楽の歴史を知る


この事でベビメタの偉大さへの理解が深まるしより好きになる


終わり