今年の1月から2月にかけて、父は膵臓がんと確定診断され、膵頭部にたった5㎜の大きさで局所的、リンパ節へも他臓器へも転移なく、即外科的治療適応となりました。

3月には『膵頭十二指腸切除術』を受け、手術は大成功で術後の経過も順調、点滴もドレーンも次々と外れ、たった7日で退院しました。

退院後は『TS-1』の服用を念のため勧められた程度で、糖尿病の治療を優先した父は断りました。

5月に入り体力が回復し糖尿病の数値も安定してきて、父は母と久しぶりに旅行へ行ったり、私たち夫婦と快気祝いをしたり。

それが6月の定期検査で、肝臓に転移3箇所、手術不可、余命は何もしないで2ヶ月、抗がん剤治療で半年と言われて。

父が一番そうだと思いますが、家族皆が現実味がないまま、ただ必要に迫られて動いているだけのように思います。


効率的に行わないように、父が必ず中心にいますように、わたしが心を失いませんように。