オーストラリアラクロス〜渡辺奈緒さんブログから〜 | 山田幸代オフィシャルブログ「楽球~Lacrosse is Life~」Powered by Ameba

オーストラリアラクロス〜渡辺奈緒さんブログから〜

こんにちは!

日本代表候補の渡辺奈緒さんのブログを読んだら、
なんか、ラクロスのことめっちゃ書きたくなったので、書きます。

すっごく、ラクロスの話なので、「どういうこっちゃ。。」と思われる方、いらっしゃるかもですが、すみません。。。

奈緒さんのブログ
http://ameblo.jp/wata-mylax/entry-11205020272.html

この間、奈緒さんがオーストラリアに関東youthをつれて来てくれて、
私たちAustralian SQUADも試合をしました。

日本の学生たちはやはり、すばしっこくて技術もあって、すごいなーと感じました。

でも、やはり、オーストラリアの選手達に、思うようにプレーをさせてもらえなかったね。
なんでかな?

考えてみたんですが、日本の選手達はとてもスピーディーで細かいプレーはうまいのに、
考えてプレーしている選手が少ない気がします。

多分、それは経験もいると思うけど、
感じたのは、どのスペースに行けばボールがもらえるのか、
どれぐらいディフェンスが離れてたら自分はパスが受けれるのか、
どれぐらい自分にスペースがあればシュートが打てるのか、
そういう部分を知ることができればもっと変わる気がします。

私も、日本にいるときは同じように、細かいプレーをしていたけとおもうけど、
今は、結構Aussieスタイルになって来ているとよく言われます。

というのは、ただシンプルになったってこと。

オーストラリアの選手たちは、何がうまいかって、
ボールを取って投げる。
というこの基本がうまい。

あと、スペースを作るのも使うのもうまい。

関東youthとやっておもったけど、なぜ、フォローに入りやすいところに仕掛けてくるのか?

スペースができかけているのに、なぜそこをもう少し待てないのか。

出来上がりかけてるスペースに別の人が仕掛けちゃったり、
そのボールを持ってる選手が我慢しきれず、そのでききっていないスペースを
攻め込んで来ちゃうのか。

そりゃ、オーストラリアの代表候補選手ともなると、
その場面で、フォローに入らない分けないからね!

伝わるかな?

全日本選手権の決勝を見てくれた選手の皆さん、
ビデオで見てくれた方々、一度NLCのプレーを思い出してください。

結構シンプルだと思います。

Fusionもとても良い選手達がたくさんいて、
とってもいいチームです。

でも、前半だけ同じシチュエーションの中でボールをなくしてしまうシーンが続けて4回ほどあります。
#34、#2、あれ?シュンって何番だっけ?あともう一人わすれちゃった。

そこが結構大事なところで、今回の日本のチームとの試合でも、同じような場面が何度もありました。

今、近くに全日のビデオがある方、ぜひ見てみてください。

私が、ずっと信頼している人で、福岡大学のコーチをしていた永島さんという方がいらっしゃるのですが、
その方にすぐ、試合後メールで

「さちのプレーがとってもシンプルになってる!良い意味で。」

と言われました。

これは、すごく私にとっては褒め言葉で、

ボールをなくなさい。
ファールしない。
スペースがあれば打つ。
スペースがなければ作る。
自分に相手がいなければゴールへ行く。
自分に相手が来たらパスをする。

ただ、これだけ。

すごくシンプルですが、大切なこと。

日本にいるとき、いろんなチームと試合をさせてもらいましたが、
DFに関しては、結構フットワークでつくイメージはなくて、
なぜか、まずクロスで人を捕まえにいく感じがしていました。

オーストラリアにはあまりみない光景なので、
違和感を感じて何度も審判員の方々に話をしにいきました。

DFはATをまず、足で捕まえにいきたいですね。

私は、そういう努力をしてます。

まだまだ、足りないので、今でもトレーニングしてます。

オーストラリアに尊敬するディフェンダーがいます。
彼女は本当にすごい。

ワールドカップで一緒に戦えるようにがんばります。
でも、やっぱ厳しいっす。

みんなの目の色が今年は本当に違います。

私ももっとがんばらないとな。

話を戻して(長くなりましたが)最後にグラウンドボールについてですが、
この間の日本の選手達がやらせてもらった試合も、
グラウンドボールは必ずと言っていいほど、オーストラリアの選手が勝っていました。

まず、日本の選手達のクロスの短さみたら、そりゃ競り合いになったら厳しいですよね。

手の長さがまず違うのに、日本の選手達はクロスをなぜか短く切っているので、
そりゃ届きません。

長かったら使いにくいのかな????

私は、ラクロス始めてからクロスそんなに短く切ったことあったっけな???

多分、日本で切るのがはやっているのかな?

まぁ、クロスの長さはいいとして、グランドボールですが、
まず、競り合いになったら身体を先に相手の前に入れる。

これが基本ですね。

日本の選手達はよく、お尻で押し合いしてますが、
まずは、相手の前に入るということ。

そして、”拾う”ということ。

これ大事です。

よく、かき出したりしている選手をよく見ますが、
まずは、スクープしましょう。

取られた選手のクロスをたたくのはファールになるので気をつけて。

なぜ、日本ではこの場面のファールがよく見られるのか、
ここは修正したいですね!

日本の選手しかできないプレーも、
世界に通用するプレーもたくさんあります。

その日本のラクロスのすばらしさを来年のワールドカップで披露してください!

私は、両国のすばらしいプレーを体験できているってことはとてもラッキーで幸せだなーと思います。

私がオーストラリア代表に選ばれるのは10%にも満たないかもしれませんが、
その10%の可能性を達成できるようにがんばりたいです。

って、今、こうやって話しはしていますが、
とてもナーバスになっています。

それはまた別のお話。


今日は長くなりましたが、ここまで~~~


ラクローーーース!




sachiyo