その昔、朝の生放送のニュース番組のスタジオがのぞけて

アナウンサーの後ろに映ることができる通りの道を降っていくと

 

 

大学時代に頻繁に立ち寄ったスターバックスを脇に

今も昔も変わらないビルがそびえ立っているものの

1階のテナントが入れ替わり

 

 

聞いたことのない、変わった名前の

飲食店が入っていたり。

 

 

いつまでもそこにあると思っていたものは

なくなり、新しい形に変化してく。

 

 

先日も、ドラマの撮影場所としても使われていた

古い外観の建物が壊されて、

新たに近代的な高層ビルとなった。

 

 

今まで通りを歩いていた人も変わって

地元の馴染みの人ではなく、

観光客の姿が多くなってきた。

 

 

人は新しいものにひきつけられ

一度は行ってみたいと思って行くだけで

すぐに飽きてしまうんだろう。

 

 

そういう私も

大学生の頃は眉毛も細く、

ベージュの口紅のメイクも

 

 

今は平たい太めの眉毛になり

顔色が悪く見えないようにと

赤い口紅をつけるようになった。

 

 

変化しないものはない。

 

 

私は変化を受け入れる人が生きやすくて

古い政治家の発言のように

変化を受け入れられないひとは

淘汰される、と言いたいわけではなく、

 

 

私たちは強制的に

何かを手放し、

何かを得ている。

 

 

今見えている景色が

この先ずっとこのままではないのだという確信が

街の景色を見ているとわかる。

 

 

* * *

 

 

過去に、誰かに何か言われた、やられた、

心がボロボロになったこと、

 

 

私たちはこの世に生をうけてから

少なからず傷ついてきた過去がある。

 

 

街の変化をみながら、

心も変化できると信じている。

 

 

過去に受けた

心の傷も必ず治ると信じている。