フローレンス でインターンをしていたときに、
「ワークライフバランス」という言葉にいつも違和感を感じていた。
当時働きながら子育てする女性と電話で話すことが多かった。
受話器の向こうで彼女たちが語ったこと。
何人かの人は、フローレンスの病児保育のおかげで
子育てにも仕事にも余裕がもてるようになったと笑う。
一方、何人かの人はイライラした声で自分の忙しさを主張する。
また一方で何人かの人は憔悴しきった声で
「疲れるとこどもにあたっちゃうんです」とため息混じりに言う。
受話器の向こうに流れる沈黙、遠くで聞こえるこどもの泣き声。
「仕事と家庭の両立」ってどんなに支援しても無理があるのかなあ。
そもそも両立ってどういう状態をいうのかなあ。
そんなことをぼんやりと考えていた。
私はこどもとこんな景色を
その子と同じ目線でのんびりと味わいたい。
仕事は私の生き様だから、仕事をしながらこどもを育てたい。
![sachiのブログ-夕空](https://stat.ameba.jp/user_images/0b/d4/10127279844.jpg?caw=800)
前回紹介した『フリーエージェント社会の到来』 には
新しい働く女性の働き方が掲載されていた。
それは、ワークライフバランスではない。
フリーエージェントにとって「ワーク」=「ライフ」であるから
「バランス」をとる必要はない。
24時間をどのように使うかは自分に責任がある。
必ずしも9:00から19:00まで働かなくてもいいし、8:00に通勤電車に乗る必要もない。
7:00にこどもを起こして、のんびりご飯を食べるこどもにイライラしたり
忙しい朝に学校に行きたくなくてだだをこねるこどもにあたりちらしたりする必要はない。
働き方によって、本当に大切にしたいことを大切にできるはずだ。
私は、自分のこどもと過ごす時間を大事にしたい。
私にとっては子育ても「仕事」だし、仕事もまた「生活」であるといいたい。
24時間生活があるなら、24時間仕事していたい。
思いついた言葉、『LIFEand』
生活、人生、仕事、毎日・・・and自分の大切にしたいこと。自分の生きがい。想い。
シーソーのようにバランスをとるのではなく、アンド。
今はまだ難しいけれど、ライフアンドな自分でいたいものです。