橋下知事、学力向上へ携帯電話追放宣言 年度内にも公立小中
12月3日付MSNニュースより。
>小中高の2割“携帯”トラブル 架空請求や個人攻撃メール
>“裏サイト案内”に学校などから閲覧申請殺到 いじめ温床把握へ
>携帯依存症とは:wiki参照
ちょうど1年半くらい前。
個別指導塾の講師として授業をやっていたとき、
明らかに生徒が机の下で携帯をピコピコやっている。
その子はいつもメールを打っていて、メールがくると30秒くらいで返信する。
※当時の日記参照。
こういう会話をなぜかマインドマップと絵で残した私w
「なにしてんの?」
「あっ、うん、えへへ」(と、携帯を隠す。この時点で大分私はなめられているw)
「メール、今したい?」
「だってね!先生、今、大変なの。友だちがね、告って振られちゃったんだよ!」
「それは大変だ、大事な友だちなの?」
「え、ああ、まあ…」
「そう、で、今その友だちとメールしてるの?」
「ううん、クラスの皆で話題になってて、チェンメ(チェーンメール)だよ。
クラスで二人会ったらどうすっかね、とか、そういうこと話してんの。」
「今それをやりたいのか?!」
と話を聞いていたほかの先生が問い詰める。
(ちょっとびびって)「でも…」
「うん?返信おそくなると、なにかあるの?」
「返信おそいとね!「あいつ返信遅くね?」みたいになって
もうメール来ないかもじゃん。」
「そうされたことあるの?」
「ないけど・・でも「あいつ返信遅!」っていう話、するし・・」
「そうか、もうメール来なくなったら、つらいねえ。」
「うん・・」
そこに塾長先生。
「でもメールって本当はね、その人の都合のいい時間に読んで、
返信してもらえるようにするための、思いやりなんだよ。
勉強したり食事したりお風呂入ったり見たいドラマもあるし、皆忙しいよね?
忙しいから「今すぐには返信いらないよ、好きなときに読んでね」って言うためのものなんだよ。
本当にすぐ答えがほしかったら電話すればいいでしょう?
だから「返信遅い!」って言うのは、ちょっと、間違ってるんだなあ。
例えば2日3日返信が遅れてるなら、確かに「遅い」かもね。
でも10分20分で「遅い」なんてひどいことだよ、その人にも予定はあるでしょう。」
「はぁい・・(押し黙る)」
その子が帰るときにぼそっと私に言った。
「ねえ、先生。先生も塾長先生のいってたこと賛成?」
「賛成だよ。正論だもの。」
「ふうん。でもさ、(小声で)無理だよ、私。だって、それでもそういうもんなんだもん!」
「たしかにそうだね。クラスの友だち皆が10分で「返信遅い!」なんていわないようにならないと
やっぱり、嫌われるかもしれないと思うと返信しちゃうよね。」
「先生のともだちは?「メール遅い!」って言う?」
「10分20分では絶対言わないよ(笑)
返信遅いだけで私を嫌ったりするような友だちじゃないし。」
「あーあ、いいよね先生は気楽で」
※ここまで討論できるのは、この子の頭の回転力と想像力がひたすら高いから。
(通常、「先生のともだち」なんて想像できないし、
塾長の言葉に反論できるだけの思考を持っているのはすごいこと。)
私は、彼女が言った「それでもそういうもん」
という言葉がすごく大事なように思う。
「今は携帯をする時間じゃないから取り上げるぞ」ではなく
「今携帯をするのは格好悪いよ、例えばこんな大人の真似してみようか」
って言っていくこと、真似したい大人が増えること、そして
“自分の時間つぶしてメールなんて格好悪いもん”にしちゃうことが良い方法なのかな。
「学校に携帯は必要ない」VS「防犯上必要」
どちらも正論。だからそれを批判しても擁護しても無意味なこと。
私は私のできうる限り、何が学校で起きているのかを掘り下げて
ひたすら彼らの立場にたって、なぜ彼らが携帯依存「せざるをえない」状況に
いるのかを考えていくしかない。