見た目じゃない事もあるんだね | ♪

見た目じゃない事もあるんだね

こんにちわ~晴れ


沖縄は記録的に早く梅雨明けしちゃいましたね。


関東は梅雨明け宣言はまだないみたいですが実際にはもう入梅な感じ。


さて、今日はちょっと感動したお話をしてもいいですか。


グルっぽを見ていただいても分かるように私は以外にもお医者さんとは馴染みが深いのです。今日はそんな話題です。


実は数週間前からお耳の状態が良くなかったので5月の終わりくらいにある耳鼻科に行きました。なんだか左耳が高層ビルのエレベータに乗った時の状態がずっと続いているような感じだったのです。


そこはとても立派で綺麗な耳鼻科で最先端技術を用いたような最新の検査機器などを各種取り揃えている素晴らしい耳鼻科のようでした。


耳の状態を説明したらまずは検査をしましょう。と言われて聴力から始まって鼓膜の検査などなどたくさんの検査をしてくださり、その日は実際に先生がお耳を診てくれるというよりは検査・検査で終わりました。


結果は・・・鼓膜の位置が少しズレているという事でした。どうやら風邪気味だった時に鼻水をすすり過ぎたようで。。。

お薬を二週間分出すので様子を見て治らなかったら今度は鼻から処置しましょう。と言われてその日は終了。


鼻水のお薬と耳の炎症を抑えるお薬を出してもらって合計およそ5千円ショック!


うわっ、高いっあせるしかも治ってないし、、、まぁ仕方ないかな。って感じでしばらく様子を見ようと思いました。

でも状況は変わらず、耳はおかしいし、なんだかアタマが重苦しい感じがしていました。なので二週間後の今日、もう一度その耳鼻科に行きました。


そうしたらまた先生が検査してお耳の状態を見ましょう。と言ったので私は


『ちょっと待ってください、今日処置してもらえるんじゃないんですか?』


と聞くと、『処置する前に今の状態を見てからしないと。』って先生。


『えー、そしたらまた3千円も4千円も検査費用がかかっちゃうんですか?』と私。『それはそうなっちゃうね。』と先生。


そして次の瞬間、私は『でしたら今日はもういいです。失礼します。』と言っていました。気づいたらとんでもない事を言ってしまったかもショック!と思いながら先生と看護師さんが目を丸くしているのを振り切ってお会計もせずとっとと病院を後にしました。


とにかくお金の問題というよりは早く処置をして治して欲しかったのです。


そしてその足で会社に行く途中にあるもう一つの耳鼻科に行ってみました。


そこは・・・最初に行った耳鼻科と同じ時代のお医者さんとはとても思えない程すっごく古くて昔のドラマに出てくるお医者さんの待合室。中をのぞくと機材は50年くらい使ってるの?!という感じの年季モノ。


そして先生はというと、もちろん70歳くらいのおじいちゃん先生。ライトを2つも頭に付けて耳鼻科の先生っぽい感じでしたが治療台の椅子も思いっきり古くて昭和。本当にもし逆のルートで耳鼻科を回ったらまさにバック・トゥー・ザ・フューチャー状態です。


もちろん患者さんは私の前に1人だけ。少し待っている間どうしようかなぁ。やっぱりやめて帰ろうかなぁって思いました。でもやっぱり試しに診てもらおうと思い切って診察室に入り状態を説明しました。


すると先生はふむふむ・・・と言って何やら機材を用意し始めました。そして何度か耳を覗き込んだり鼻に細長い麺棒を入れたりして長いゴム管を出してこれを耳にあててと手渡しました。


次の瞬間先生はいきなり鼻から機材を入れてシューーーって空気を通しました。かなり勢いが強い感じでなんだかヘンな圧迫感と不快感がありましたが痛みはありませんでした。


そしてシュっシュ~!って音がして耳のゴム管から空気が出てきたようでした。


するとカチカチ歯を噛み合わせた時にしていた耳のこもった音もしないし鼻もスッキリ通っていい感じアップいきなり気分爽快になりました。


私は先生にお礼を言って聞きました。『どうしてこんなに風なっちゃうんですか?』と。


『え、鼻が悪いんだよ。あと鼻と耳が繋がってるパイプがちょっとね。』と先生。


またなったらイヤだなぁ~って思っていたら先生がまたなるといけないからあと何回かは通った方がいいよって。もし前の耳鼻科で通うように言われたらお金儲けのためにそんなコト言って!とひねくれて取ってしまうと思いますが、こちらの先生に言われたら素直に納得。週に2回程会社の帰りに通う事にしました。


そしてお会計はなんと千円ちょっと。驚きです。だって最初の耳鼻科に比べたら先生はかなりなお仕事をしてくれたんです。それでたったの千円でいいの?!


もちろんお薬も要らないとのコトでした。


感動ですドキドキもしあのまま前の耳鼻科でまた同じように検査を受けていたらまた5千円も払ってなんの処置もしてもらえなかったでしょう。そして強い薬をまた飲まなければならなかった。歩いて3分と離れていない同じ耳鼻科でこうも違うとは。


まだ私みたいに鼻のすすり過ぎ程度のものでしたら大した事はないかもしれませんが、もしこれが命に関わる重要な病気だったりしたら・・・行く病院によって結果明暗が分かれてしまうって事にもなりかねませんよね。


最初の耳鼻科の先生が悪いというわけではありません。先生との相性というのもあると思いますが、検査を念入りにじっくりと行って状況を把握して、お薬で鼻の症状を軽くしてこれ以上状態が悪い方に進行しないように考えてくれての事と思います。根気良く通っていたらちゃんと治してもらえたでしょう。


でも私が選んだのは後の方の耳鼻科でした。見た目がオンボロで汚いからとやめていたらずっと治らなかったし、この爽快感もなかったですので正解だったと思っています。


長くなりましたが物事を見た目で判断してはいけない。と思い知らされた出来事があって、結果感動する事が出来たので記事に残したくなって書きました。


今日のおじいちゃん先生のように熟年技を持ったお医者さんにはずっと元気で頑張って欲しいです。


古いからとか汚いからとかって見た目だけで患者さんが減りませんようにラブラブ!