教育の使命 修身教授録抄 姿勢を正し声を出して読んでみた | 窪田 幸雄@サウナと読書とプリントと旭川

窪田 幸雄@サウナと読書とプリントと旭川

人生修行中です。【武士道といふは、死ぬ事と見付けたり】人生二度なしです(笑) #名言 #サウナ https://lit.link/sachiokubota

教育が、民族の運命に対していかなる意味を持つかという問題については、今さら喋々するまでもなく明らかなことであり、また、諸君ら自身としても、この点については一応よく分かっていることと思います。すなわち教育は、次の時代にわれわれに代わって、この国家をそのそう双肩に担って、民族の使命を実現してくれるような、力強い国民を創り出すことの外ないのです。

つまり、現在はまだ、頑是ないいたいけな子供たちではあるが、しかしこれを教え育てることによって、やがては民族の重大使命を果たすに堪え得るような、大国民たらしめようとする国家的な大事業であります。

 

修身教授録

 

現在の教育はどのようになっているのでしょうね。職業としての先生になってしまっているのでしょうか。

いじめというような問題も過去の教育の問題が今出てきてると考えると、今の教育が数年後にどのような形で現れてくるのか考えてしまします。

現在は平和なので文化が育つような時代なのかもしれません。日本のカルチャー的なこともよく言われますのでそういう時代なのでしょう。

とにかく教育というのは数年後の日本にとって重大問題ですから関心を向けることは大切ですね。

 

本日の森信三一日一言は

 

真理は現実の只中にあって書物の中にはない。

書物は真理の索引ないしはしおりに過ぎない。

 

すべての真理は現実の中にある。先生らしい実践の言葉ですね。

一、真理の開眼

「満身総身に、縦横無尽に受けた、人生の切り創を通してつかまれた真理でなけらば、心の力とはなり難い」

二、実践の持続

「すべて最低絶対基本線の確保が大事であって、何か一つどうしても守りぬき、やり抜く という心がけが肝要」

三、心願の一念

「心願をもってつらぬかねば、いかに才能ありとも、その人の一生は真の結晶には到らぬ」

本を読んで満足してはいけません。

実践してこそですね。

 

本日は五人の伝記でした。湯川秀樹先生で第一巻が終わりました。

第一巻は学者編で第二巻が教育者です。

とにかくこの本が kindle unlimited とはありがたい。

毎日心が洗われるような気持ちになります。

 

今西 錦司 (いまにし きんじ)

自然を東洋的全体論で見る

【今西錦司は、常に未知の世界へ足を踏み入れようとした。そのパイオニア精神と旺盛な好奇 心により、彼は登山や探検の分野だけでなく、学問の分野でも常に道なきところに道を造る先駆者であった。自然を一つの全体と見る彼の東洋的世界観は、自然との直接的触れ合いの中から生まれたものである】

 

すべての原点は山登り。道なきところを行く人物、登山家

 

湯川 秀樹 (ゆかわ ひでき)

日本再生の端緒となる

【元来、内気で内向的な性格であった少年が、自分が何者であるかを悟ることから、徐々に自信を持つようになっていく。ノーベル賞受賞はその結果である。晩年の平和運動は、アインシュタインとの衝撃的出会いから始まった】

 

湯川先生と出会ったアインシュタインが泣きながら謝る。アインシュタインも知らなければなりませんね。自分の研究がたくさんの人を殺す道具に使われるという悲劇は今もおきているのでしょうか。

 

福沢 諭吉 (ふくざわ ゆきち)

人材育成こそ富国強兵の要

【福沢諭吉は、西洋の学問を日本にいち早く取り入れようとした先駆者である。そこには日本を欧米の属国にさせてはならないという強い危機感があった。日本の文明開化を急ぎ、富国強兵を押し進めるため、諭吉は教育こそが、急務であると考えたのである】

 

江戸時代に三回も留学経験をしているというのはすごいですね。日本を欧米の属国にさせないという強い気概。それには教育ということです。

 

新島 襄 (にいじま じょう)

同志社創立し一国の良心たる人材育成

【江戸時代末期、鎖国政策の日本から、二十一歳になったばかりの青年が、国禁を犯して、日本を脱出した。オランダの軍艦を見た時の衝撃が、彼を突き動かしたのである。アメリカでキリスト教精神による徳育と学問の重要性を実感、日本にも知徳兼備の学校設立を決意して帰国した】

 

日本の将来のため、キリスト教主義の学校を設立し、自治と自立に目覚めた青年を育てたいたい。とてつもなく強い思いだったんでしょうね。八重の桜の大河を思い出します。

 

山川 健次郎 (やまかわ けんじろう)

白虎隊出身の東大総長

【東京帝大、京都帝大、九州帝大の総長を務め、人々から尊敬を集めた山川健次郎の原点は、故郷である会津藩への郷土愛であった。幕末、会津は天皇の敵とされる屈辱を味わった。それを晴らすためにも、彼はアメリカのエール大学で死にもの狂いで勉強したか】

 

この方の思いは常に会津にあってんでしょうね。人は何かに動機付けされるものですが、このようにつらく悲しいものを背負うというのは強力なものです。人生というのはどれだけ強い思いをもつかにかかってますね。泣いちゃうますね。

 

世界に誇れる日本人100人 (第1巻) 真理探究に人生を捧げた孤高の学者10人

 

 

 

 

世界に誇れる日本人100人 (第2巻) 人材育成に情熱を捧げた13人

 

 

 

 

 

 

これは読んだ方がいいですね。

 

本日はここまで

ありがとうございます。