先日、放送されたクロ現について

実は去年の秋にこちらの番組スタッフさんから

取材のご依頼がありました


参考書籍や私が作った資料などを持ち込み

卵子提供における課題や問題点などについて

3時間半、喫茶店で熱く語りました(笑)


法整備が決まっても海外でしか

卵子提供することのできない人の方が

多いかもしれないこと


台湾の卵子提供の問題点

こどもの福祉や人権が日本のように

優先的に考えられていないこと


高齢女性の卵子提供のリスクなどを

扱って下さったようでした


番組を視聴しながら

首が取れるんじゃないかってくらい

首を縦に振りながら番組を見ていました

(笑)


私がとても感激したのが

エージェントスタッフに電話で質問

したり

エージェントスタッフに顔出しでの

取材を申し入れたり

台湾まで研究者を訪ねに行ったところ

でした🥺🥺🥺🥺🥺


素晴らしい…


番組を見た私のご相談者さんが

「テレビで卵子提供を取り上げることで

何か変わるのでしょうか?」と

とても有意義なご質問を下さいました😊


私はエージェントのスタッフが

断らずに番組の取材に応じたり

マスクはしておりましたが

エージェントのスタッフが顔を出して

取材に応じることには大きな大きな

意義があると感じています


これからは

「当事者が色々と抱えこまない海外での

卵子提供」を目指すべきであり


高齢患者へのリスクについて

こどもの福祉や人権について


エージェントがもっと歩み寄るような

エージェントスタッフの意識大改革が

必要な時代となってくるのではないかな? 

と思います


特に私が嬉しかったのは番組内で

台湾の女性の研究者が

「台湾の卵子提供は医療者や

親になりたい人、ドナーにとっては

よい法整備であるが、これから産まれて

くるこどもの福祉の視点が無い」と

おっしゃっていて


とても心強かったです!


先生!頑張って下さい!

どうか!台湾の卵子提供も日本と同じ

ように


これから産まれてくるこどもの福祉や

権利を最優先とした法改正がなされる

ことを強く希望します


ドナーになってくれた人の

周辺情報を知ること

ドナーになってくれた人の顔を

写真などを介して見る知ることが

できることは


卵子提供で産まれてきたこどもにとって

非常に大切なことであり


最近ではドナーのことを知ることは

こどものアイデンティティの形成に

非常に重要であるとおっしゃる方も

増えており


しかしながら現状としては

顔の出せないドナーさんから

産まれているこどももたくさんいて

ドナーの周辺情報を知る

何らかの方法でドナーの顔を見る知ることが

できないこどももたくさんいます…


そのどちらかをこどもに諦めさせるのは 

結果的には

「健全なこどものアイデンティティの

形成に影響を及ぼす可能性があるのでは」

と私は不安視しております


更には

どちらかの情報を知る見ることを

こどもに諦めさせる結果となることに

非常に強い疑問を感じています…


まだ何も詳らかになっていないのに

先走った大人たちが

どっちかでも分かれば大丈夫

どっちかでも分かれば健全に育つと

思わせるような発信をしてしまうことに

強い不安を感じています…


7歳と4歳になる私の息子たち

2歳から告知をしていて

ドナーの写真も見ていますが

どこまで健全に育つのか

まだ分かりません


2歳から告知を受けている

こどもたちも、まだどうなるか

分からないのに

先走った大人たちの視点による

発信が一人歩きしてしまうことを

とても心配しています


正直、このままだといつの日か

台湾の卵子提供で産まれてきた

こどもたちが

声を上げるかもしれないと思い心配です


そうなった時、もしかしたら

日本からも「台湾の卵子提供を

見直すように」と意見する人が

(私か?(笑))が出てくるかも

しれないし


WHOがこどもの権利の観点から

台湾に言及するかもしれません


もちろん

ドナーの顔を知れなくても健全に

育つ子もいれば

そうではない子もいるかもしれません


しかし

私はどちらかのこどものことしか

考えない卵子、精子提供には大反対です

卵子、精子提供で産まれてきた

全てのこどもたちが幸せであるべきだと

強く思っています


親になりたい人VS産まれてくるこども

親になりたい人>産まれてくるこども

このように捉えてしまう方も

いらっしゃるようですが


親になりたい人<産まれてくるこども

このような児童福祉の視点が

私は非常に大切だと思います


児童福祉の視点の無い卵子、精子提供は

とても危険だと感じます

こども家庭庁が今年の4月から

家族形成支援事業を設置します


卵子、精子提供についても

医療、専門家、カウンセラー

当事者活動家

これからはこちらに加えて

児童福祉の人たちにも積極的に

関わって頂きたいと願っています

行政の介入は卵子、精子提供にも

必要だと思います


そしてこれからは

高齢で卵子提供をする人を減らす努力と 

早発閉経などの女性が国内で卵子提供が

受けれるようになること

それでも海外でしか卵子提供ができない人を

しっかりと支援することなどが必要であると

思います


そしてそこについて

価値観を変えるエージェントが出てくる

ことが望ましいと思います


ストレートな発言が許されるのなら

「もう卵子提供では儲からない」

と思って儲け至上主義ではなく

当事者に寄り添ってくれるエージェントが

出て来たら嬉しいです…


これからは卵子提供のエージェントは

先細りの業種になると思います

独身研究者の荒川和久さんが

おっしゃっていますが

  

これからの時代は少母化が進みます


日本の人口が恐ろしいくらい減っています

女性そのものの人口が減っています

更に性教育YouTuberさんなどが

たくさんいて情報が溢れている昨今


学校で教わらなくても

明らかに私たち世代よりも知識を先取り

できる女の子たちが増えます


更にそこに輪をかけて卵子の凍結を

希望する若い女性が増えます

これにより高齢で卵子提供をする女性が

徐々に減っていくと思います


卵子提供する人が減っても

卵子提供で家族になった方の支援は

当たり前ですが引き続き必要です

特に産まれて来たこどもの支援は

絶対的に必要です


まだまだ死ねません(笑)

明日を信じて私も頑張ります!