私はシングルマザーの家庭で育った次女。
姉と弟と3人姉弟。
姉は高校卒業後、専門学校へ。
私は国立大学、弟は私立の大学へ進学した。
奨学金は確かに借りたけど
オカンは一人で、3人の学費も全部払ってくれた。
父親はうつ病だから働けなくて
オカンは一人で、私が3歳の時に建てた注文住宅の
住宅ローンを完済した。
すごいどころの話ではない。
私のオカンはたくましい。
ほんまに、たくましい。
私が小学校2年生のとき、うつ病の父親のDVから逃げるために
母方の祖父母を先に親戚の家へ避難させ、
母、姉、私、弟も夜逃げするような形で
リュック1個に詰めれる分だけの荷物を詰めて、父から逃げた。
そして、しばらく親戚の家で暮らし
その後、大工さんだったひいおじいちゃんが建てたという
めっちゃ古い土間のある家に落ち着いた。
それから、オカンは毎日朝4時に起き、朝6時まで仕事をし、
6時~7時の間に私たちのお弁当の準備、朝食、洗濯物を済ませ
7時過ぎには家を出て仕事。
夜は20時頃に帰宅し、それから夕食の準備。
そんな生活を、子どもたち3人が高校卒業するまでずっと続けた母。
凄い以外の言葉が出てこない。
そんな母の姿を見て、私は
「どうしたら、お金がかからないか。お母さんの負担にならないか。」
何よりも「お金」を選択の軸にしてきた。
お金がかからないように
高校は県立高校
大学は国立大学
本当は、吹奏楽が強い私立の高校に行きたかった
本当は、大好きな音楽を腹いっぱい満喫できる音大に行きたかった
「お金ないお金ない」が口癖の家が嫌でたまらなかった。
そんな思いを持ちながら、社会人になり
改めて、一人で3人を育てた母親の偉大さを実感すると同時に
自分も何があっても大丈夫なように、経済力を身に付けたいと強く思うようになった。
また、こんなに苦しい想いをしてきた母に
「頑張って生きてきてよかった!次女を生んでよかった!」
って腹の底から思ってもらえる体験をプレゼントしたいって、強く思うようになった。
そこからだ。23歳の夏。
ネットワークビジネスに全振りした。
人生かけた。
死ぬ思いして人に会った。
お金も使った。アポイントに行き、努力した。
でも何故かお金は出ていくばっかり。
生活できなくて、キャバクラでも働いた。
お酒飲んで、夜中2時ごろ、自転車で毎日泣きながら帰って、
次の日はまた朝からコールセンターで働く。
18時の定時で仕事を終えて、アポイントに行き、21時からまたキャバクラ。
全然上手くいかなかった。
でも諦めきれなかった。
これまで、私はお母さんに我慢ばっかりさせてきた。
お母さんは、我慢して、私たちをここまで育ててくれた。
我慢させた分、絶対良い想いをしてもらわないといけない。
そう、心から思っていた。
だから、どれだけしんどくても、寝てなくて、生活に必死で、死にたくなっても
ネットワークビジネスを辞めることが出来なかった。
約3年、頑張った。
けど、力尽きた。
そして、自分の生き方に、あり方に苦しんだ。
26歳くらいの話。このくらいの時から心理学を学びだした。
だけど、このままじゃ嫌で、悔しくて、また違うビジネスを始めた。
消費者金融で借金した。
まずはFXで100万円。
上手くいかず別のビジネス。
情報発信の商材。200万。
毎月12万円支払いしていた。
借金苦。
お金の借り方もバカで、消費者金融2社、クレジットカード6枚無いとお金借りれず。
一人暮らししながら、家賃払いながら、月々12万円は本当にしんどかった。
なんとか、コールセンターと韓国人のママがいるラウンジ、カフェのモーニングで働いて返済する日々。
働きながら、自分の心を大切にする時間を可能な限り確保した。
ノートとたくさん向き合った。1年間で10冊はノート書いた。
考えに考えた。
どうして、こんなに生きづらいんだ?
どうして、こんなにお金ないんだ?
何を達成したくて、何を守りたかったんだ?
いっぱい自分に聞いた。
いつもいつもいつもいつも
私のノートに登場するのはお母さん。
お母さんと向き合った。
母親本人に思いのたけをぶつけたことも何度ある。
だけど、伝わった気がしない。
私の目の前の現実は何一つ変わらない。
だけど、ある日、お母さんに電話したとき。
なんとなく、元気だよっていう電話をしたときに、
ふときいてみた。
「お母さんは、ぶっちゃけ子供3人を産んで、これまでの人生どうだった?」
そしたらさ、
「え!めっちゃ楽しかったばい」(即答)
ん???
いっぱい我慢してたんじゃないの?
苦しかったんじゃないの?
しんどかったんじゃないの?
え???楽しかったってどういうこと??????
って思った。
そう、私はお母さんの事勝手に「不幸なひと」って決めつけてたんだ。
「我慢しかしてなくて、お金が無くて、大変なひと」って私が勝手に思い込んでいたんだって。
あ、お母さんは楽しかったのかって。
私たち3人産んで育てて、楽しかったのかって。
なんか、びっくりした。
拍子抜けした。
笑えて来た。
なんだよ、勝手に楽しんで生きてるじゃねーか、うちのオカンは。って。
だったらさ、私は私のために生きていいじゃん!って。
その時に初めて心の底からそう思えたわけ。
そう思ったのが4年前。28歳になる歳だ。
そこから人生ガラっと変わった。
お金回りも、人間関係も。
お金はどんどん入ってきた。年収も200万円くらい上がった。
臨時収入もびっくりするくらい入ってきた。
今では副業で月10万円くらいは稼いでいて、本業以外の収入がある事にも安心感がある。
人間関係も嫌な人が居なくなった。
現れても、すぐに近くからいなくなる。
素敵な人生のパートナーとも出会えた。
不思議でたまらない。
オカンからの解放。
この効果はまじですごい。
長くなりましたが、今日はここまで。
おやすみなさいまし。