月曜日、会社の前から出ているJB行きのバスがあったので、ちょっと残業もあったし、バスでどのくらいかかるか試してみたい気持ちもあって、乗ってしまったのですが、、、
これが大間違いでした。
いつも通るセカンドリンクではなく、コーズウェイ経由でJBのCIQに到着。ここまではさほど大きな渋滞もなくスムーズでした。
ところがCIQを出ると、何だかすごい人で、ウーバーを呼んでも料金も高いしドライバーが渋滞にハマって動けないとテキストしてきました。
平日の夜にJB Sentralで帰ってきた経験がないので、いつもこんな人だかりなのかしら、みんな気の毒ね、、、と思いつつ、ドライバーは全然来ないし、もう諦めてタクシーに乗ろうとタクシー乗り場に行くと、ここも行列。
月曜日なのに、なんか尋常じゃない混みようで、しかもなぜかあちこちに蛍光ピンクのTシャツを着た人々がいます。
なんかのお祭りかな?ふとFBの近所のコミュで誰かが、今日はチンゲイパレード、って書いてたのを思い出しました。
チンゲイパレードって今まで一度も見たことないので、どういうものか全く知らなかったのですが、シンガポールでも旧正月シーズンに開かれているのはおぼろげに知ってました。
そうか、パレードのせいか、、、こんなことまらセカンドリンクから来ればよかった!と悔やんでももう遅く、タクシーかウーバーで帰るしかありません。
1時間ぐらい待って、やっとタクシー乗れたのが10時。しかし走り出しても、すぐに渋滞で止まってしまいました、、、、

遠くのほうに、なんか光が見えて、さっきピンクのTシャツを着た人々がたくさんいて、とにかくすごい人混みが見えます。
車が通れる道は一本だけで、あとは全部パレードのために通行止め。
それはすごい盛り上がりで、JBのチンゲイは大規模なことで有名らしい。キンキラキンの山車と共に、みんな何かウォー!と威勢のいい大声を出して走ってるし、小さい子供たちも夜遅いのに元気です。花火が上がってるし、とにかくすごい熱気。ねぶた祭りとか祇園祭りのド真ん中に飛び込んじゃったようなものです。
せっかくそんなところに飛び込んだんだから、潔く諦めて冷静になってタクシーの中からパレード鑑賞を楽しめばよかったんだけど、その夜早く家に帰って何が何でももやらなければならない大事なことがあって、帰れない動けないというストレスと怒りで、すっかり頭に血が上ってしまいまして、タクシーの運ちゃんに”こんな大通り通行止めにして、何考えてるのかしら!だいたいもう旧正月は終わったんじゃないの?一体いつまでお祝いしてるの?”とイライラをぶつけてしまいました。

”ノーチョイス。しょうがない。毎年こうなんだからね、チャイニーズは。”と苦笑するマレー系の運ちゃん。
写真の1枚でも撮ればよかったんでしょうが、怒りと焦りでワナワナしててそれどころではありませんでした。
まだまだ私も青いというか、修行が足りないですね。

どうあがいても動けない状態で、なんと1時間半も渋滞にハマり、シンガポールを出たのは8時だったのに、家に着いたのは深夜。トータルで2時間もかかって、しかも私の愚痴に付き合って気の毒だったんで、運ちゃんチップあげたら喜んでました。
おかげで全ての予定が狂ってしまい、しかも帰宅後も家で仕事しなければならず、寝たのは2時過ぎ。
初めてのチンゲイパレード体験でしたが、飛んで火にいる夏の虫如く、踏んだり蹴ったりで散々な目に逢いました、、、
もう決してコーズウェイ経由で帰ることはないでしょうし、チンゲイを見ることも2度とないでしょう。南無。

