シンガポールでは、住民は皆、背番号で管理されています。外国人も、シンガポール人も、永住者も、皆ICカードというものを持っていて、だいたい何をするにもこのICカードの番号を聞かれます。病院で診察を受けるときとか、薬局で薬を買うときとか、銀行口座や携帯電話を申し込むときとか。
私は外国人で労働ビザでここに住んでいるわけですが、IC番号によって、どのタイプの労働ビザを持っているかもわかるので、だいたいの年収とか学位もわかってしまうのよね。
いちいち何をするにもIC、ICって聞かれるわけだけど「お前、どこのナニモノなんだ?」って確認されてるみたいだし、どのタイプのビザを持ってるかもわかってしまうわけだから、なんとなくプライバシーを知られるみたいで抵抗があるんだけど、、、他民族国家だから仕方ないのかしらね。
さきほど、007Skyfallのチケットをオンラインで購入して、いつものようにICカードの番号を入力しながらふと思ったんだけど、、、映画のチケットをオンラインで購入するときまで、ICカードの番号を入力するってどうなのよ?!
アイツは何月何日にあの映画を見た、とか、そんなこともデータベースに記録されているんだろうか?!
よくよく考えたらおかしい話。人が何の映画見ようが勝手でしょうに?ためしにIC番号は入力せず、「外国人、ビジター」のオプションをクリックすると、「パスポート番号を入力してください」と来た!
なんか、すっごいイヤな感じーー、、、何に使うんだ、私の個人データ、、、。
こういうところで、あー、ここはFree Countryではなく、独裁国家だな、と感じるのね。決してそう感じさせないように、とってもうま~く立ち回っているけどね。
まあ、それを言い出したら、facebookなどにアカウントを持っていれば全て個人情報を知られ、マーケティング活動に利用されてるわけだから、同じようなことかもしれませんが。