ドワーフホトがそうであるように、ドワーフパピヨンもジャイアントパピヨン(チェッカードジャイアントのヨーロッパ名)も、ラインランダーやイングリッシュスポットなども


その品種の中の、特定のマーキング状態のうさぎがスタンダードとされているものがあります。


よく勘違いされますが、同じ品種でもみんながみんな、スタンダードのマーキングでは産まれてはこない。



ドワーフホトなら、白い体にアイバンドのマーキングがスタンダード


それ以外はミスマーキングと呼ばれてショーには出られない


ドワーフパピヨンなどのパピヨン種の場合は、

お鼻にくっきりバタフライマーク、アイサークル、背中のラインなどが一切欠けていない、ブロークンがスタンダード


それ以外は単色のものと、マーキングが欠けたCharlieと呼ばれるものがあり、こちらもミスマーキングの為ショーには出られない


そしてスタンダードではないマーキングの場合、売られる時に値段に差がつけられることもあります。


ネザーランドドワーフやホーランドロップ、ミニレッキスなどは、単色だろうがブロークンだろうが、同じような扱いなので、ここは大きく異なるところではないでしょうか。


そういった背景により、パピヨン種というのは『品種』ではなく、バラエティーと言うべきと言う考え方があります。


確かに、お鼻にパピヨン柄がないソリッドのドワーフパピヨンが『ドワーフパピヨン』だとは、ぱっと見では見分けがつかないですよねキョロキョロ




Source:
Rabbit Genetics. 2016, Vol. 6 Issue 1, p20-25. 6p.

http://www.rg.bioflux.com.ro/docs/2016.20-25.pdf