私の近況

地元から離れて、来月で１年が経つ。

同僚からは、帰郷しないのかと度々聞かれるが、

思い返すと心が温かくなるような思い出も、精神衛生上忘却してしまいたいような経験も、

今まで地元から離れたことがなかった自分にとっては、盛りだくさんなくらい記憶に残っている。

だけど、姪が新しい料理のレシピを覚えたらしく、私にも食べてほしいと連絡があった。

姪とは３年ほど一緒に住んでいたから、自分の娘のように可愛い。

もう。めっちゃ可愛い。

姪の成績表で悪くなってしまった科目があろうが、

この叔母さんは、姉（姪の母）に姪の、勉強以外に成長しているいいところを電話で熱弁する。

そんな私の姪への援護射撃を聞き、姉はいつも、現実的なごもっともな意見を私に即答し、私は平伏。

姪には、お力になれなかったが応援している旨をショートメールする。

姪は46歳くらいの女性のような雰囲気を醸し出す場面がたまにある。

お菓子作りが上手で、小さい子たちのお世話が大好きで、お姉さん的存在で近所の子たちともとても仲が良く、工作や絵画も上手。

そんな家庭的で親しみやすいところの反面、少々ずる賢くて、アクドイ顔がちらつくときがある。

今回はお金を盗んだらしい。正直、私が幼い時も母の財布から小銭を盗んでお菓子を買いに行ったこともあるし、

小さい頃には何かしらあるだろう。と思う。きちんと叱り、そのときは反省した様子だったとのこと。

どうかコジらせぬよう、健やかに。荒ぶる時期（思春期）を超えていただきますよう。。。

と内心祈念してしまう。

話が変わり、ここに引っ越す前の生活は、

丁度このコロナ禍で転職先から採用延期通知が届き、行くところを失った私は、実家に戻った。

その時期の実家生活は、まさに私の独立を、環境のすべてが促しているようにも感じるくらいに、両親との関係が険悪だった。

私は末っ子なこともあり、父親にはとてつもなく猫かわいがりされていたが、

数年ぶりに実家に戻り、すごした夕食時の団らんは、本当に苦痛だった。

ごく一部の事象だが、例えばテレビから流れてくる時事問題を、父が自分の見解と一緒に私に投げかけてくる。

全くそのつもりはないが、違う見方の意見を私がふと返答してしまうと、

父は悲しい顔で私の意見を真っ向から否定し、団らんから討論になる。

あまりの居心地の悪さに、一気に二人とも疲弊し、どちらかが自室に逃げ込み討論終了。

母はあきれた顔で苦笑いしながら、お茶をすする。といったことが頻繁に起きた。

父は、いつまでも私に尊敬される自分でありたいのだと思う。私も父のことは一人の人間として尊敬しているが、どうも馬が合わなくなった。

帰郷しない理由として、そのあまりにも険悪な状況を鮮明に思い返して、メンドクサくなる。

だけど、帰郷か…。祖父の命日も近いし、一度帰ろかな。

マリーロンリーマリー２

　このブログを書き始めたことを、すっかり忘れていた。

　ブログを書き始めた時期から、私の仕事が変わって怒涛の数ヶ月が過ぎ、やっと、残した仕事を寝る前にこなす暮らしが落ち着いてきて、ふとこのブログの事を思い出した。

　私は今、もともと住んでいたところから約800キロ程離れた場所に住んでいる。

　ここでは、自分の事を知る人は一人もいない。昔からのしがらみもない。

ただ、マリーの近況報告は継続されている。

　住んでいたところ離れるときも、私がマリーのと関わっていることを知った先輩からは、

「知らなくてごめんね」と。

「辛いでしょ、お察しします」と言わんばかりのお言葉をもらった。

・・・気持ちはわかる。マリーと接していると、何故だか自分の心が尋常でないくらい疲弊する。

今は何も感じないけど、知り合った当初は私も本当にそうだった。

あの感覚は、一体何なのか。

周囲でも、中には彼女と接したことが理由で（本人がそう周囲に言っていた）、

音信不通になった人もいる。

彼女を取り巻くこの負の連鎖は一体何なのか。

知人の精神科医に相談しようかと、彼女についてのレポートを本気で作成したこともある。

結局出さなかったが。

誰かが、彼女を楽にできる解決法を知っているのか。

あの、「負」に引き寄せられる感覚。

ズ―――――ンと疲弊する感じ。

なんなのだろう。不思議で仕方ない。

　心をヒーリングしてくれる言葉集、自分を勇気づけてくれる言葉の本、自分も洞窟の出口を必死に探して、読み漁った経験がある。

　そのときに見つけた言葉が自分の心に刺さっているから、今、傷ついている目の相手に対して、励ましやいたわりの言葉を送ってあげられる。そして、時に癒してあげられる。

　辛い状況下に居る相手を前に、あの時自分がして欲しかったことを、自分もできるようになったんだ。という出来事と出会えたことで、あの時のつらい時期は無駄ではなかったのだ、と思い、自分も救われた気持ちになり、心の中の、いつまでも子供のままだった部分が一つ大人になる。

　逆に、自分がしてしまったことの後悔もある。毎日毎日、一日何度思い返せばいいのかと思うくらい思い返して、場面を反芻しては雑に開き直り自分を慰めるときもある。

　マリーに終わりが来るのかはわからない。

マリーは、周囲にしてしまったことの罰は毎日充分に受けている。

だから周りにも、マリーに対してしてしまった酷いことを優しさで上塗りしてあげてほしい。

マリーが一人で抱え込む世界なのか。と。思う。

ブログを読み返して思った。

今日はこの辺にしよう。

マリーはマリー。私は私。のスタンスが、お互いにとって心地よい。

マリーロンリーマリー１

今日は、平凡な一日だなぁ～(´ω｀*)♪

と毎度の晩酌をし終わり、少しうたた寝していたら、気付いたら先輩から何度も連絡がきていた。

共通の友人（以下、マリーと呼ぶことにしよう。）が、トラブルを起こしたと。

マリーとはもう20年来の友人だ。その間の数年間は音沙汰なかったけど、

とあることがきっかけでまた頻繁に連絡が来るようになった。

出会った当初は、自分勝手で奔放すぎる性格が大嫌いで関わりたくないほど嫌だったけど、

再び連絡が来るようになったここ数年は、

実は10年ほど前から統合失調症、他を発症し闘病していること、孤独なこと、色々なことをだんだんと打ち明けてくれた。

今後も、マリーとのこと、マリー自身について詳しく整理したい。あとで見返してもわかりやすいように、「マリーロンリ―マリー」にしておこう。

　彼女は今回、近日開催予定だったオンライン飲み会参加者との間で、失態を犯してしまった。

その集まりには、先日私が彼女を誘ったのだかorz

誘った後に「あ💡こういうトラブルを起こしかねない💦」と心配になり、

先日マリーに忠告したばかりだった。

今日、その”トラブル”を起こした。

マリーは、私からのその忠告事項実行中の時に思い通りにならず、周囲に連絡をしていたらしい。

私には連絡をしてこないので、忠告を破ってしまっていることに気付いているのかはわからないけど、私は私で、この数年間で彼女との間に信頼関係は築けていると思っていたので、ブログを書いている今もショックである。

脳内分泌物の過不足（？）や部位の発達、遺伝、トラウマ・・・この精神疾患も様々な原因、影響、やタイプがあると聞いたことがある。あるタイプの症状の一部では、考えがまとまらなくなったり、衝動的になりがちになってしまう場合もあると聞く。

でも私はこの今回のトラブルの引き金自体は、単に彼女の元の性格が原因だと思う。

出会った当初、ブンブン振り回された経験があるからだ。

　今回の忠告を無視したことを指摘しようかどうか、電話をくれた先輩にも相談した。

　病名がついていない普通にしている人でも相手に対して不快なことを無意識にしてしまうことなんて、誰もがありがちなことだと思う。日頃のマリーの事を否定的に話す人に対しても、「あなたも、私の事を激しく苛立たせたことが実はあるのよ、あの時は言わずに気持ちの中で落ち着かせたけどね」と内心思ってしまうこともあったし。

　ときに感情的になりやすいけど数日経てば失敗に気づいて後悔もするし、きちんと反省もするし、私はマリーのそういう面を知り、憎めなくもなっていた。その上そのことに気づいて謝れる彼女は、私にとってはクセが強いけど不器用で人間らしい人。と感じていた。

　だけど、約束を破ったことを指摘するのは簡単だけど、投薬治療中で且つ季節の変わり目なので症状の悪化が心配のため、今回のことは指摘しないことにした。

　彼女の事を知っていくにつれ、マリーに対して怪訝な態度をとる周囲に、私は逆に違和感があったが、事によっては対処しきれないと思うなら、距離感をとることも必要だということを実感した。彼女の家族ではないから、指摘した後、よからぬ思いを起こして何かを行動してしまうかもしれないけど、24時間彼女を見守っているわけにはいかないからだ。

　生み出したことに気づかない過ちはそのまま居座り、ほかには誰もいない。

知らないうちに真綿にくるまれて、置き去りにされていた。

　幼いころ、自分の未来を信じて守り育ててくれた世界の人々は、

怪物に飲み込まれたのを見て逃げてしまった。

怪物に地獄を強いられ、ときに怪物に守られている。

闇か。闇とは。　光か。光とは。

彼女の事を考えていたらそう感じた。マリーの孤独の世界の成り立ちの一つを見た。

きょうの私の一日の締めくくりは、とても勉強になった。

さあ、寝よう。