岩山と砂漠の国、アフガニスタンは一見何の変哲もない国にみえますが、

 

世界戦争でも始まれば 重要な戦略拠点になる所です。

 

1979年から ソ連は軍隊を送り込んで、乗っ取りを図りました。

 

その後は米軍が 方々に基地を建設して目を光らせていました。

 

特に 2011年 アメリカ同時多発テロの報復措置として多くの米軍兵士を

 

送り込んだそうです。

 

ところが、現実にこの国を支配しているのは タリバンという狂気のテロ組織です。

 

彼らは 暴力主義で 冷酷非情 血も涙もない連中です。

 

 

米軍の兵士 キンリ―は彼らの兵器 爆弾を探索して破壊することを目的として

 

日夜、山野を駆け巡っています。

 

言葉の通じない国です。

 

米軍は 現地人の通訳を使います。

 

彼らへの報酬は、なんと「米国への移住の許可」です。

 

 

キンリ―が雇った通訳は、アーメッドという 四か国語に通じ

 

知性にも優れた ツルツル坊主頭の男です。

 

勿論 反タリバン主義者です。当然 タリバンの方も 裏切者として

 

目の敵にしています。

 

 

ある日、米軍とタリバンが、突然 山岳地帯でぶつかりました。

 

激烈な銃撃戦が展開され、米兵たちは全滅し、

 

キンリ―と通訳だけが生き残りました。

 

 

タリバンは二人を追いまくります。

 

逃走中にキンリーは銃弾を受け 腕と足から血を流し倒れました。

 

もう歩けません。

 

通訳は、水を飲ませ、食べ物のかけらを口に押し込み、手押し車に乗せて

 

険しい山道を つまずき転倒しながら よろよろと運んでゆくのです。

 

 

米軍までの距離百キロ!!

 

途中何遍危険な思いをしたことか。

 

タリバンの指導者は命令します。

 

「殺すな!生け捕りにして連れて来い。八つ裂きにしてやる」

 

行く先々にひげ面をスカーフで隠したタリバンがウヨウヨしています。

 

 

それでも キンリ―は助かりました。

 

通訳は 行方不明になりました。

 

ロサンゼルスの自宅に帰ったキンリ―は叫びます。

 

「恩返しをするんだ!!通訳を探し出してアメリカへ移住させる!!」

 

彼は再びアフガニスタンへ旅立っていきました。

 

戦火の中に芽生えた、信じられない友情の花は 果たして咲くのでしょうか。

 

感動の作品です。

 

 

以上  浜村淳さんの「映画紹介」でした。

フリートークがめちゃ楽しいMBSラジオ「ありがとう 浜村淳です」のあの方です。

 

星では 映画の予告編です。

 

 

 

 

関西では2月23日から上映していますが、メジャーではないせいか、

 

前宣伝も余り見かけず、1日2回上映のみ、です。早めに打ち切りになるのでは。

 

ご覧になりたい方は お早目に。

 

満員のお客さんでびっくりしました。二日前にチケットを予約したので良かった。

 

ハンカチをお忘れなく。久しぶりに嗚咽を隠すのに苦労しました。