「ソロモンの偽証」前後篇 | よさこいの夏

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2023年12月からこちらへ引っ越しました。

054ずっと観たいと思っていたのに、時間がなくて観れなかった映画の前後篇を一挙に鑑賞してきました。
本日は1日の映画1100円day。
だから2本立てでも2200円也[E:confident]
しかしながら同時上映している難波の映画館までは交通費が往復1000円以上かかります[E:coldsweats01]
しかも折角、都会まで出向いたものだから[E:beer]代が付いてきたりもしましたので、これは一体、得したのかどうか…[E:coldsweats01]



映画は「八日目の蝉」以来の面白さでした[E:confident]
2本で5時間ほども座り続けたことになりますが、見応えはありました。
1万人もの候補者からオーディションで選ばれた新鋭33人[E:sign01]という中学生たちの演技力はなかなかのもの[E:confident]
アイドルや既に有名な俳優が起用されていないから、先入観なしで見れたのもよかった気がします。
そこにベテラン陣がぴったりの役どころでキャスティングされているのもですから、演技にもストーリーにも引き込まれました[E:confident]



家に帰ってから、予告チラシを見てみると、「八日目の蝉」と同じ監督の成島出さんでした。
衝かれたような怖い母親役を演じた永作博美がキャスティングされていたのを始め、「八日目の蝉」チームが再結集して作った作品だそうです。なるほどね[E:confident]



主人公の藤野涼子さんの眼力には引き込まれました。
中学生たちの個性や性格がきちんと演出されていたので、どの子も素晴らしかった。
視線が効いていたのは、そういう演技指導をされていたのでしょう。
主人公の藤野涼子さんをフォローするクラスメート役を演じた前田航基くんは、あの前田兄弟のお兄ちゃん。やっぱりいい役者さんに育っていますね。
事件の鍵を握る板垣瑞生くんも素敵でした。



お父さん役の佐々木蔵之介、気弱な新任教師役の黒木華、黒木華を陥れるお隣さんの市川実和子、校長役の小日向文世、嫌な教師役の安藤玉恵、熱血教師役の松重豊
それぞれの中学生の両親たちも、リアルで確かに居そうな人たちばかりでした。
人物像がしっかり描かれていたのが、何より成功だったと思います。
これは宮部みゆきさんの原作の成せる技なのかもしれません。
6巻もあるという原作も読んでみたくなりました。



個人的には学校の校舎が見慣れた感じがしていたら、エンドロールに堺市立大浜中学校の名前が流れてきました。堺市の中学校なので、造りがよく似ています。バックにもあの辺りの臨海工業地帯や川の風景が映り込んでいましたね。



ひとつだけ、事件から23年後に中学校の教師として学校に戻ってくるという設定はいらなかったような気がします。尾野真千子余貴美子も良さが引き出せてなくて余分な気がしました。

結末は、後編の中頃から予想できましたので、“ラストに明かされる驚愕の真実”とまでは行かなかった気がしますが、5時間、飽きずに観させてくれた作品だった故、
私勝手な評価としては★★★★ということで[E:wink]



難波まで行って観た甲斐がありました[E:confident]