車で5分の映画館でこの作品がレイトショーで観れる、今日が最終日でした[E:coldsweats01]
こんなスゴイ作品、もっともっとロングランでやって欲しいな~[E:shine]
前回の李相日監督の作品「悪人」が、
あまりに衝撃的でしたので、
今回も絶対に観たいと思っていました。
映画の力を感じます。
脚本が何より素晴らしい。
きっと原作も素晴らしいのでしょう。
私は映画から入りました。
テーマは「あなたは、愛する人をどこまでも信じることができますか?」
ということに尽きますね。
綾野剛は本当に面白い役者さんです。
先日、DVDで「リップヴァンウィンクルの花嫁」の綾野剛を観たところでしたので、
このギャップに驚かされました[E:eye]
役者ってスゲエ~[E:shine]
「悪人」では主役だった妻夫木聡くん。
今回もハードな役どころでしたが、やはり優しさが滲み出ますね。
この人ほど涙の似合う男優さんはなかなかいない[E:confident]
宮崎あおいさんと広瀬すずちゃんの演技には、ゾゾッとさせられました。
何かに憑依されたようなもの凄い演技力[E:eye]
見ていて怖くなるくらいでした。
作品に仕掛けられたトリックが、何よりスゴイ[E:sign03]
ひとつの殺人事件を巡って、交錯する3つの人生…
綾野剛と松山ケンイチと森山未来の顔がこんなに似て見えるなんて[E:sign02]
夫婦惨殺事件から10年。
逃げ続けた犯人が、
もう一つに壁に書いたあの文字を見るまで、
私には本当に真実の犯人がわかりませんでした[E:coldsweats01]
「世界の中心で、愛を叫ぶ」で初めて観た森山未来くん。
それほどカッコイイわけでもないのに、スゴイ演技をする人だなという印象でしたが、
「モテキ」のダンスに驚かされて、
今回はやっぱりド迫力演技に唖然[E:eye]
いやいや、もう一人、初めて見る役者さんでしたが、
すずちゃんの同級生役だった佐久本宝くんも迫真の演技でした[E:eye]
それこそ、愛を叫ぶの未来くんを彷彿させられました[E:confident]
こういう風に書いていくと、とにもかくにも強烈迫真演技人だらけの作品だったに尽きるということになりますよね[E:coldsweats01]
渡辺謙、池脇千鶴、高畑充希、三浦貴大、etc…
何しろ演技派キャスト揃いの作品なのでした。
監督さんは、全ての役者さんに目で演じることをお題にされたそうです。
どの役者さんの視線にも、観る者を射抜くような強さがありました。
カメラワークも素晴らしかった。
時に大音響で響き渡り、怖さを倍増させるサウンド[E:eye]
坂本龍一さんの作りだされたメロディも素晴らしかった[E:confident]
一人の人間の中にある二面性、
人間の抱える深い闇、
わけのわからなさ、
触れてはいけないその昏さに、
なりふり構わずどんどん踏み込んでいく。
これこそが映画作り、執筆すること、表現することの面白さなのかもしれません。
しばらくは映画の余韻に眠れそうにない。
★★★★★