「ユリゴコロ」」 | よさこいの夏

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2023年12月からこちらへ引っ越しました。

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拠りどころを聞き間違えてユリゴコロ
このタイトル、どういう意味なんだろうと思っていた、その種明かしがユニーク[E:sign01]
子ども時代の聞き間違いをそのままタイトルにしてしまうなんてハイセンスですね~[E:shine]
幼い頃から、人を殺すことにしか、心のユリゴコロを得られなかった少女の人生の物語。



あり得ないような話を、真面目にきちんと辿っていくと、こうなりました、というような作品。
想像していたより、いい映画でした[E:confident]



目を背けるような殺しの場面がたくさん出てきますが、吉高由里子の淡々とした演技は説得力がありました。
久しぶりにスクリーンでみましたが、はまり役でしたし、彼女の代表作にしてもいいくらいだと感じました。



かたや、若い頃、誤って子どもを死なせてしまったことで、人生が狂ってしまった松山ケンイチ演じる男性。実は殺意をもって子どもを殺したのは、その同じ現場にいた吉高だったのです。



二人の偶然の出会いから始まる恋物語。
救いがないお話なのに、ラストには希望がありました。



ただ松山ケンイチと吉高由里子の子どもが大きくなったのが松坂桃季だというのはいいにしても、松山ケンイチのその後を演じていた貴山侑哉さんと、吉高由里子のその後を演じていた木村多江さんは、元の二人のイメージとかけ離れすぎていて、違和感がありました。



お二人ともメイクで老け顔にして、ご本人が演じた方が自然だったのではないでしょうか?
まあ、それだったら種を仕掛けることにはならなくて、映画としてのミステリー性が成立しませんよね…[E:coldsweats01]
吉高由里子と木村多江ではあまりにも印象が違い過ぎている。
あの吉高がこんな風になるわけがない[E:sign01]



母親の殺人手記を偶然読むことになってしまう桃季くんですが、
その手記の字の美しいこと[E:sign01]
自分を抑えられずに人を殺してしまったり、
体を売ってお金を手に入れるような性情と
この文字のきちんとした美しさもマッチしないように思えました[E:think]



息子の彼女を助けるために、やくざを一網打尽に殺してしまうのが木村多江というのも不自然。いくら殺人鬼であっても女一人でやくざを相手にこんな滅多切りの殺人なんてできるわけがない[E:coldsweats02]



まあ、そんな突っ込みどころのあれこれを差し引いて、★★★*かな~[E:coldsweats02]
想像していたよりはずっといい映画でした[E:confident]