五島列島教会巡りの旅⑥~長崎市内の教会巡り | よさこいの夏

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2023年12月からこちらへ引っ越しました。

昨日の夕方、長崎市内にフェリーで渡りました。
今日の帰りの飛行機は夕方5時発なので、3時頃まで市内で時間をつぶすことになります。
何度も来たことがある長崎で何をするかな~?と考えて、
今回のテーマに沿って教会巡りをしてみることにしました。
ホテルでもらった市内MAPを拡げてみると、路面電車や歩いて行ける範囲に5つの教会マークがありました。

〆の意味で大浦天主堂にも再度行ってみよう。
路面電車で3駅乗ったところから教会を巡りながら大浦天主堂を目指します。
一つ目の教会マーク。
34 (34)長崎聖三一教会と書かれています。
インターフォンを押して訪ねました。
「礼拝堂を見学させていただけますか?」
どうぞどうぞと招いてくださって、お話を伺うことに。
ここはプロテスタントの教会だということでした。
神父さまじゃなくて牧師さまです。
そうか。
長崎は全てがカトリック教会というわけではないんだ。
ここは五島列島とはまたちょっと違うのかもしれません。

折角、礼拝堂を見せてくださった牧師さまと少しお話しました。幼い頃に高知で叔母とプロテスタントの教会の日曜学校に通っていたことや、そこのアメリカ人の牧師さん家族と仲良くしてもらって、子ども同士、同級生でよく遊んだことなど・・・。 

351-7 オランダ坂を登って異国情緒を味わいながら大浦天主堂の方へ歩きました。
街並み保存センターは洋館が資料館に活用されています。
桜が散り始めていました。
途中に教会マークがあったので行ってみました。
(35)長崎教会とありましたが、ここもプロテスタント教会でした。
外から見るだけにしました。

 

36

 

いつ来ても可愛い絵本のお店。
まだオープン前で入れませんでした。

 

371-3

 


大浦天主堂の前に(36)大浦教会という立派な教会がありました。
天主堂が入場料を取る観光スポットになってしまったので、信者さんたちはこちらでお祈りされているようでした。
五島列島と同じ感覚で入れてもらおうとしたら、
「ここは普通の教会ですから見学はできません」と冷たく断られました。
普通の教会?
観光地じゃないっていう意味?
五島列島の教会群のことを思うととても感じが悪かった。
やっぱり長崎市は都会ですね。

 

37

 

ということで、入場料一人1000円を払って(37)大浦天主堂へ。
人生でもう5回目ぐらい入場してる気がします。

 

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ホテルに戻って預けていた荷物を受け取って、バスで長崎空港へ。
16:50発の飛行機は定刻通りに飛び立ちました。
39の教会を巡った今回の旅。
五島列島も人口は減少の一途だそうです。
カトリック信者の皆さんも高齢化が進み、どこも悩みは同じなようです。
美しい教会をたくさん拝見できた、とてもいい旅でした。
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堺に帰って、このブログをまとめながら、2016年のアメリカ映画「沈黙~サイレンス」をもう一度観ました。
原作は遠藤周作。監督はマーティン・スコセッシ
ポルトガルから来た宣教師の目線で長崎のキリシタン弾圧をリアルに描いた作品です。
ロードショーの時にも観ましたが、今回、余計に実感をともなって観ることができ、それだけに本当にとてもとても怖い映画でした。
外国の方が描く日本人の残酷さ。拷問され殺されていく信者の姿が目に焼き付きます。
浅田忠信、尾形イッセー、窪塚洋介、加瀬亮、小松奈々ら、日本の俳優陣の演技もスゴイ。
重い重い重い作品ですが、日本人なら観ておかなければならない作品とも言えそうです。
先日、アカデミー賞国際映画賞を受賞した「ドライブ・マイカー」もそうですが、
人の心というものはどんなに近しい人にもわからないものだし、
何をどうしようともコントロールすることなどできないのだということ。
それが大きなテーマのひとつでもあることがわかります。