昨日は、滝川で「首相官邸の前で」というドキュメンタリー映画を見ました。

 

こんにちは。 北海道 砂川市 滝川市 若石リフレクソロジー「むすびて」の吉野祥子です。

 

この映画は5年前、東日本大震災の後に起こった福島での原発事故をきっかけにデモに携わった人達の記録です。

 

約30年ほど前に広瀬隆さんの本を読んでから、私も原発はとにかく「危険」「うさんくさい」「怖い」そんな思いで危険要素として認識していたし、原発事故が起きてからもいろいろなところで原発のことを見聞きして、知っていたつもりでした。

 

が、今回この映画を見て、実際に原発事故が起きて、その現実がどんなに大変な事なのか「私は何もわかってなかった」ということが分かりました。

 

 

この映画でインタビューされている方は、学者でもなく、有識者と呼ばれる人ではなく、ただの私と同じ市井の人です。

 

 

 

 

この福島の現実にもう「黙っていられない」

そう思って声を出し始めた人が映し出されていました。

 

 

 

 

多くの人達はそれまでなんの疑いもなく原発を信じ、安全だと信じてきました。

 

 

新築の家を建てまもなく避難を余儀なくされた人

 

福島に原発ができたことによって、出稼ぎに行かなくてよくなった家族が、事故によって原発と労働について考えた女性の話

 

原発事故後、何の情報もなく逃げた双葉町の女性の話、

 

毎日、子どもたちが「問題はないとされている」線量の放射能を浴び続けていることに不安を訴える女性

 

今、声をあげなくては、と動き始めたデモの主催者の話

 

本当に切実でした。

こうして私が伝えても伝わらない。

心の中からの叫び。

 

映像と音声で、普通の人達が訴える姿にぐっとくるものがありました。

 

 

 

誘われてデモに行ったのではなく、自発的に「行動しなくては!」とデモに参加した人たちがほとんどだったようです。
おかしなことに、当初は全く報道されてなくて、SNSなどで広まり大規模な官邸前でのデモに発展していきました。

 

1人の人が「国会記者会館が隣にあるのにどうして報道してくれないんだろう」ともどかしい気持ちでいたことを話していました。

 

マスコミってどこかに操られているの?

知って欲しくないから?

知られると困るから?

だれが困るのでしょう。

 

 

 

 

昨日も泊原発の安全対策の説明会が札幌であったそうです。

 

沢山の質問が参加者から上がって、当初の予定時間よりかなりオーバーして打ち切りになったそうです。

再稼働に理解を求める北電側に対して25人の質問者の内24人が説明に対する批判があがったそうです。

 

 

現在はみんな関心がなくなってしまったのかな?と思ってしまう空気感ですが、今回滝川の上映会に来た人達や札幌に説明会に参加した人達、みんな忘れていませんでした。

 

 

安心して空気がすえる地球を描いて、私も少しずつ声をあげていこうと思いました。

 

 

この映画がお隣の町で見られたことに感謝!