私は、高速道路の制限速度は最高120~130km/hまで引き上げてよいと考えています。最高100km/hまでなのは、47年前に日本初の高速道路として名神高速道路栗東~西宮間が開業した時、当時の最高性能だったことから警察庁が定めたもの。

遅く走る車(人)がいるのでそれに合わせると墨守してきました。道路交通法・道路運送車両法が90年前の自動車取締令(内務省令)以来、取り締まるべきものと言う認識が出来上がっていますから変えるのは至難の業。過剰な弱者保護、弱者・被害者を保護しすぎて「何でもあり、何をやっても平気」と逆に強者になることもあり得ます。


話がそれましたが、警察庁がようやく制限速度の見直しに踏み切りました。上限は100km/hのままですが、60~80km/hの地区でも実際はほとんど守られていないなど現実と乖離していることからきめ細かく見直し、引き上げることになった模様。全体の4割ほどです。

将来的には最高120~130km/hに引き上げ、国際水準に合わせて欲しい。

遅く走る≠安全


http://www3.nhk.or.jp/news/html/20100820/t10013458771000.html

高速道路の制限速度見直しへ


8月20日 4時41分 動画あり

全国の高速道路のうち、制限速度が時速80キロ以下になっている区間について、警察庁は道路の構造などを細かく検討したうえで、条件を満たせば最高で時速100キロまで引き上げられるよう速度の基準を見直すことになりました。

全国で、上下線あわせておよそ2万キロに及ぶ高速道路や自動車専用道路は、時速100キロを上限におおむねインターチェンジの間ごとに制限速度が決められています。しかし、直線で見通しが良い場所などでは制限速度が事実上守られていないうえ、場所によっては、より速いスピードで走っても安全性に問題がないところもあり、制限速度が実態にあっていないという指摘もありました。このため警察庁は、見通しやこう配、それにカーブの状態などを調べて条件を満たせば短い区間ごとに制限速度を引き上げられるよう42年ぶりに基準を見直すことになりました。現在、制限速度が、最高の時速100キロに設定されているのは路線全体の30%ですが、見直しの対象となるのは時速60キロから80キロの区間のうち中央分離帯があるところで、路線全体のおよそ40%を占めています。今後、各都道府県の警察が対象となる場所を選んで検討し、年明けにも一部で速度の引き上げが始まる見通しです。