先週末にホンダオデッセイがモデルチェンジを受けて4代目となりました。内外装のデザインを一新したものの基本設計は3代目の流用です。デザインもそっくりです。その意味ではフルモデルチェンジではなくあくまでもビッグマイナーチェンジです。


オデッセイ

オデッセイアブソルート

オデッセイのリア

サイズは全長4.8m、全幅1.8mと全長が少し伸びただけでほぼ変わりません。立体駐車場の利用や車庫証明の取りやすさを考えると最大限でしょう。小型車枠の規制緩和(但し数値は変わらないものの税制や測定基準の見なおしで実現)から20年、ようやくインフラも整いつつあります。それでも「小型車枠の10cm拡大」が限度でしょう。かつて「上級小型車」に分類された車種は今では大体この数値になっていますね。


今回はデザインの一新の他、安全性向上や使い勝手の向上も行われています。3列目の快適性・乗降性向上、ステアリングの前後調整機能追加、ESPの全車標準、前方視界の改善も行われています。ただ残念なのが、2列目中央部の3点式シートベルト・ヘッドレストの採用が見送られたことです。バケットタイプにして2人掛けとするかキャプテンシートにした方が良いでしょう。


オデッセイの運転席

オデッセイの室内

ミニバンと言えばワンボックスというご時勢ですが、きちんと今回も根強い支持を受けるでしょう。

さて、90年代に一世を風靡したもののオデッセイ(とりわけ3代目)にすっかり顧客を取られてしまったアコードワゴン。国内販売はもう無い、と思いきやさにあらず。

年末にアコードツアラーとしてデビューします。オデッセイとは違い、特にリアスタイルが3代目までのアコードワゴン(特に2代目)をほうふつさせます。
アコードツアラー

アコードツアラーのリア

アコードツアラーのサイド

新型ホンダ・オデッセイ発表、ダイナミックに正常進化