昨年末に欧州で発売開始、間もなく日本でも発売予定のアウディA4セダン。欧州ではこのほどワゴンのアバントが発表され、数週間後(来月)発売となります。ボディサイズはセダンとほぼ同じでルーフレールのみ高いだけです。ピラーを寝かせてハッチバッククーペ的なデザインにすることでセダンよりもお洒落で人生を楽しんでいるという雰囲気にしています。個人的にはA4、A5のデザインは今までのアウディで一番だと思います。A5の場合はコークボトルデザインを取り入れてますが、A4は直線基調です。日本ではこの秋、遅くとも年内には発売するとのことです。来年はクリーンディーゼルTDIが追加されるでしょう。価格は欧州でも400万円台からなので日本もそれに準じたものとなるでしょう。恐らく300万円台後半のモデルは設定すると思いますが。


アウディA4アバント

A4アバントのリア

A4アバントのインパネ

A4アバントのラゲッジ

新型アウディA4アバントが発表、欧州で間もなく発売(ホビダス・オート)

アウディAGは、2007年11月末に欧州で発売された新型A4のワゴン仕様である新型A4アバントを発表。欧州で数週間以内に発売する。
新型A4アバントは、先行してデビューしたセダンと同様に、フロントアクスルを従来から154mmも前方に移動させたことでロングホイールベース&ショートフロントオーバーハングを実現した新開発プラットフォームを採用。大きく傾斜したDピラーによるクーペライクなフォルムとともに、先代よりも大幅にダイナミックかつスポーティなスタイリングを手に入れた。
ボディサイズは全長4703mm、全幅1826mm、全高1436mmで、先代からひと回り成長。全長と全幅は新型A4セダンと同一、全高は6mm高くなっている。2808mmのホイールベースはセダンと同じで、先代から160mmも長くなっている。
パワーユニットは、ガソリン・エンジンが可変バルブリフト機構のアウディ・バルブリフト・システム(AVS)を備えた最高出力265hp/6500r.p.m.、最大トルク33.6kg-m/3000~5000r.p.m.の新開発3.2リッターV6直噴の3.2FSIと、160hp/4500~6200r.p.m.、25.5kg-m/1500~4500r.p.m.を発揮する1.8リッター直4直噴ターボの1.8TFSIの2種類。ディーゼル・エンジンは、240hp/4000~4400r.p.m.、51.0kg-m/1500~3000r.p.m.の新開発3.0リッターV6直噴ターボの3.0TDIと、143hp/4200r.p.m.、32.6kg-m/1750~2500r.p.m.の2.0リッター直4直噴ターボの2.0TDIの2種類を設定。120hp仕様の1.8TFSIと、170hp/4200r.p.m.、35.7kg-m/1750~2500r.p.m.を発揮する2.0TDIは後日追加される。
トランスミッションは6M/Tが標準だが、3.2FSIには6A/T、1.8TFSIと2.0TDIにはCVTも用意される。駆動方式は3.2FSIと3.0TDIはフルタイム4WDのクワトロ、1.8TFSIと2.0TDIは2WD(FF)となる。ちなみにクワトロ・システムは、通常走行時の前後トルク配分を40:60とした最新世代のものとなる。
気になるラゲッジは、5人乗車時にウインドーから下だけで490リッターの容量と、奥行き1027mm、幅1000mmのフロアを確保。6:4分割可倒式のリアシートを折り畳めば、クラストップレベルの1430リッターの荷室空間を実現。また、リバーシブルタイプのフロアや電動テールゲートなどを採用し、ユーティリティ性も向上させた。
シャシーには、新型A4セダンと同様に、最新世代のESPと協調制御し、限界領域で自動的に最適なカウンターステアをあて、車輌の挙動を安定させる機能を備えた車速感応式可変ギアレシオステアリングのアウディ・ダイナミック・ステアリングを採用。また、エンジンやトランスミッション、パワーステアリング、ショックアブソーバの特性をドライバーの好みに変更できるアウディ・ドライブ・セレクトも設定している。
安全面では、新型A4セダンと同様にシートベルトプリテンショナーと協調制御する6エアバッグやアウディ・レーン・アシスト、アウディ・サイド・アシストなどを採用した。
なお、欧州における価格は2万7550ユーロ(約438万円)からとなる。