日産は、欧州で販売されているマイクラ(日本名マーチ)C+C(オープンモデル)を今年の夏ごろ日本に導入することを決めました。

日本でも需要が伸びてきているので発売することにしたそうです。詳しくは【オートサロン07】マイクラC+C国内発売は今年半ば

この他、タイでアジア向けのピックアップトラックをフルモデルチェンジして欧米などで販売のナバラと共通モデルになりました。

詳しくは日産がタイで新型ピックアップ・トラックを発売

また、ナバラがベースのパスファインダー(テラノ)は欧米、オセアニアで販売していますが、エクストイレイルの乗換え需要やハイラックス・サーフ(5人乗りのみ)、ランドクルーザー・プラド、クルーガー、パジェロ対抗モデルとして7人乗りガソリン車を日本に導入して欲しいと思います。ムラーノとは差別化できますし。ナバラもピックアップトラックが中古市場で高値など根強い人気であることから商用車(ビジネスカー)ではなくSUVとして国内導入を期待します(ガソリンエンジンになると思いますが)。ハイラックスもSUVとしてピックアップ復活を希望します。

なぜピックアップは日本だけ消滅したのか、それは働く車、つまり商用車としてのマーケティングが行われ、電通やマスコミによって“商売をやっているからダサい”というイメージが定着した他、自動車NOx・PM法と言う環境省の自動車業界・運送業界利権確保、財務省に対して揮発油税収・自動車取得税収増という手土産で予算確保のために作られた法律の影響でディーゼル車の販売が出来なくなったことも原因に挙げられます。去年の三菱トライトンも型式指定されたもののランエボ同様、期間・台数限定扱いです。

日産は国内販売が不調なのは車種を絞りすぎたことが原因だと思います。今年になってそれを見直そうとする動きがでていますが、他のメーカーもお膝元の日本国内市場をもっと重視してください。このままではトヨタが登録車比率で公正取引委員会からの指導を受けかねない事態になります。

去年の欧州市場での日本車の販売が過去最高、北米への輸出が90年代前半の水準に回復など貿易摩擦問題が再燃する可能性があり、EUやアメリカ政府からの要望が厳しくなると予想されます。

この際、小型車枠、高速道路会社(東日本・中日本・西日本・本四連絡橋)の普通車料金、自賠責保険の小型貨物区分は乗用車及び総重量3.5トン以下のトラック・バスに緩和してはどうでしょうか。